Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

iPadを文房具に変えるTaOシステム

執筆環境2023。

TaOシステム

Textwell, azooKey, Obsidian。 三つの頭文字を取ってTaOです。 これらを中心に環境を構築していく。 比較的安定してきたので、それぞれの役割を意識しておきます。

Textwell

Textwellが「紙」だとするとObsidianは「バインダー」です。 あるいはTextwellが「意識」でObsidianが「記憶」。 そういう役割分担があります。

Textwellは起動が早いので、何を書き留めるにもまず「ここ」になる。 書いたものはSnapでObsidianに転送します。 小ネタの場合はLieLogでLogseqに記録しておく。 ヒストリーという短期記憶もあるのでアイデアを失うことがない。

書き方は箇条書きを採用しています。 行分けして書いていく。 詩に近づきますね。 なぜ、行分けするとポエムっぽくなるのでしょう? 自分の感性が引き出されるようになる。 余白が余韻を生み出している? ここが不思議なところ。

azooKey

Textwellが「紙」だとするとazooKeyは「ペン」。 Textwellが「意識」でazooKeyは…「魂」でしょうか? 誤変換も含めてそれっぽい。

azooKeyの背後には「私」がいます。 「私」が文章を打ち込んで、その結果がTextwellに残る。 この「私」は文章が出る以前には何を考えているかわからない。 文章にしてみて、だいたいの道筋が見えてきます。

この根源を意識で捉えることはできません。 古代ギリシアで「ダエモン」と呼ばれたもの。 「そう囁くのよ、私のゴーストが」のゴーストのこと。 「自我」ではありません。 もっと根っこにある「語る主体」。 azooKeyはそれを反映する装置です。

Obsidian

記憶としてのObsidian。 それはパーソナルなデータベースです。 ネット上にはない、ここだけの情報集合体。 公開すれば後悔の残る黒歴史

それで悩みどころですが、いまLifeLogをLogseqに残しています。 やはりObsidianのデイリーノートに切り替えるべきか。 そうしたらデータベースの側面が強化されるし。

ただ、行動ログとして振り返るとき、Logseqが見やすい。 行動ログは「意識」を通さずに「記憶」に溜まっていくもの。 単独ではただの泡粒でも、時系列で見ると文脈を持っている。 これを探すのもまた楽しい。 デイリーノートのほうがいいかなあ。

LifeLogをObsidianに保存することにしました - Jazzと読書の日々

システム・コンセプト

このシステムは思考を「語る主体との対話」と捉えています。 人の心にも同じシステムがあり、映し出す鏡として文房具がある。 それは電子化されても変わりません。

iPadは「語る主体」に降臨してもらう舞台です。 降りてきてもらう。 いや、そんな上下関係ではないかもしれない。 すぐそばにいて「ねぇねぇ、どう思う?」と尋ねる相手。 自分の中にあるChatGPT。 この世で一番面白いのは「こいつ」です。 いつも変なこと考えていて、楽しませてくれる。

まとめ

ブログはただの口実で、実は「こいつ」とお喋りしたい。