切り替えが面倒なので、記号もまとめてみました。
Rap配列
日本語入力に特化したQWERTYキーボード。 ライブ変換と組み合わせ、句読点を打つごとに確定します。 「素早い」を意味する rapid から命名しました。
「k」のフリックで括弧が出るとか、カーソルキーが加速するとか、リンゴでペーストするとか、ギミックが豊富。 iPadに欠かせないツールになっています。
英字キーボード
「a」をタップすると英字キーボードになるのですが、今回はこちら。 中途半端なんですよね。 英字にするのはMarkdownやスクリプトを書くときです。 英文を書く場面は少ない。 すると記号類も打ち込みたい。
ところが従来の仕様だと、記号キーボードと行き来することになります。 この頻度が多い。 だんだん入力が嫌になります。
そこでフリックに記号を振り分けてみました。
https://wineroses.github.io/js/azooKey_abc.json
数字
数字は上段の「q」から「p」まで。 上フリックは大文字なので、下フリックに数字を割り当てました。 ハードウェア・キーボードに合わせ、1始まり0終わり。
ちょうど10個あるし、これで良かろう。
記号
演算子や括弧は右側に、それ以外は左側に固めました。 どこに何があるかはキーを長押ししてください。 左右のフリックがペアになるようにしています。
下フリックには割り当てませんでした。 指で隠れて見にくいからです。
ASCII
MarkdownやJavascriptで使われる文字は限られています。 ASCIIコードに準拠しているからです。 数字とアルファベット、それと32の記号しか、古いコンピュータはプリントできませんでした。 そのためスクリプト表記はこの範囲に限定されています。
逆に言うと、現代でもこの数で済んでいる。 『銀河ヒッチハイクガイド』で人工知能ディープ・ソートが「生命、宇宙、そして万物とは何か」という難問に「42」と答えるのも、ASCIIからアルファベットを除いた文字数だからです。 人間の言葉(アルファベット)以外は42の記号で記述できる。
なぜそう言えるのか。 ディープ・ソート自体もASCIIコードで思考しているからでしょう。 それ以上の記号が必要ない。 つまりは、それ以上のものは記述できない。 そこに「42」の壁がある。 人工知能であるが故に、壁を乗り越えることができません。
じゃあ、人間はどうなのか。 たぶん、人間が扱える記号は「1, 2, たくさん」です。 複数形を作る言語はあっても、単数と複数だけで、三つ以上を区別する言語はありません。 名詞の性別も、男性/女性/中性の三つが限界。 五行説は頑張ったけど、42にはまだまだ遠い。 42項対立で思考できるには100万年早い。
まとめ
キーボードを作って「真理」に到達しました(w。