全然違和感がない。 昔から打っていたような安心感があります。
Wax配列
QWERTYをスリムにした配列。 運指が内から外、下から上になるのだから、濁音も上フリックがいいかなと思い、そのバージョンを作ってみました。
結論として上フリックですね。 濁音のあとは母音を打つ確率が高いし、母音は上の段に並んでいます。 上方向に指が向かうのが自然。
変更点
FやJといった子音も上フリックに割り当てました。 これらの子音も日本語で使う機会がある。 手数を減らすことができます。 全体の上フリックに割り振ることで、タイプミスも起こりにくくなりました。
下フリックは数字類です。 Mに小数点を、Hにパーセントを割り当てました。 数字を書き入れる場面も多い。 英字に切り替えなくても書けるに越したことはありません。
空間象徴論
絵画分析に「空間象徴論」というのがあります。 下方は物質界で、上方は精神界。 左が過去で、右は未来という意味づけで絵画を見る方法。 ヨーロッパの宗教画を鑑賞するとき参考になります。
折れ線グラフもそうなるから、体感的なものでしょう。 4元素の「水」を左下、「土」を右下、「風」は左上、「火」は右上に配置し、それぞれの象徴性で読み解く。 「水」の領域は羊水への憧れ、子ども時代への退行や回顧を表す、とか。
キーボードにも「空間象徴論」が適用できそうです。 上下左右に意味がある。 QWERTYの下段にあるのは鼻音などの「閉じた子音」で、上に来るには半母音や破裂音などの「開く子音」ですね。 母音は右上に並んでいます。 「閉じる/開く」の発声と運指を重ねてある。 自然とそうなったのだろうか。 不思議だなあ。
タイピングは「閉じてから開く」を繰り返します。 とくに日本語では「子音→母音」の動きがそれを要求する。 運指は下から上の流れになり、指がキートップを隠さない利点があります。 次に来る母音を探しやすい。 配列に慣れない間は大事なこと。
やはりQWERTYは日本語に向いた並びになっている。 なぞり入力には向かないけど。
まとめ
これ、物理キーボードにもほしい。