Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidianに脚注をつける方法

Markdownでの書式は [^1] です。 これで脚注を付加できる。 リンクの一種ですが、ちょっとコツがあります。 おさらいしてみましょう。

脚注

通常のリンクは [link] と書いて、別の行で [link]: URL と書きますよね。 定義用の行を作る。 これを簡略化すると [link](URL) になるわけです。

ところが脚注には簡略版がありません。 [^1](定義) の書式は使えない。 地道に定義用の行を書きます。 これが少し面倒。

江戸時代になるとヤマアラシは妖怪の一種と考えられた[^1]。

[^1]: 鳥山石燕『百器徒然袋』

上のように脚注を別に書くことになります。1

footnote.md

それでスクリプトにしてみました。

<%*
const d = tp.date.now("HH:mm:ss")
tp.file.cursor_append("[^" + d + "]")
s = "editor:go-end"
app.commands.executeCommandById(s)
tp.file.cursor_append("[^" + d + "]: ")
%>

数字の部分はタイムスタンプにしています。 ユニークな数字が欲しいのでこの方式にしました。 プレビューにすれば連番になるのでご安心ください。

使い方

脚注を入れるところでスクリプトを実行。 カーソルが文末に飛び、脚注を書く状態になります。 このとき文末が改行していないとくっついてしまうので、あらかじめ改行しておいてください。

文中で登場する順に合わせ番号が割り当てられます。 番号をタップすれば脚注に飛び、脚注の復帰ボタンで番号に戻ります。

脚注自体は文中にあっても、プレビューすれば文末に集まります。 手書きだと手間のかかる脚注ですが、Markdownは自動で番号付けをしてくれるので便利です。

注意点

問題は脚注を消すときですね。 文中の番号を消すと脚注自体は表示されなくなります。 タイムスタンプ付きのコメントみたいになる。

反対に脚注を消しても文中の番号は消えません。 これは手作業で消してもらうしかない。 検索で [^ を探し、連番化されてないのを見つけてください。

まとめ

Obsidianはムリだけど、はてなはポップアップが作れますね。

江戸時代になるとヤマアラシは妖怪の一種と考えられた[*注]。

[*注]: javascript:alert("鳥山石燕『百器徒然袋』")

江戸時代になるとヤマアラシは妖怪の一種と考えられた*注


  1. はてなブログでも使えます。