Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

iPadでゲーム・エミュレータを動かす

これ、AppStoreの審査、通ったんだ。

RetroArch

RetroArch 1.18.1
分類: エンターテインメント,ゲーム,アクション
価格: 無料 (Daniel De Matteis)

SSNESをもとに2010年から開発されたオープンソースエミュレータ。 いろんなOSに移植されてますが、そうですか、iOSもありですか。 著作権の関係がややこしそうだし、そのうちダウンロードできなくなりそうだけど、その前に実力を見ておきましょう。

使い方

「コア」さえあれば、どんな機種でもエミュレートできます。 MSXファミコンからプレステ2までカバーしています。 MAMEもあるからアーケード系もいけそうですね。

「コア」を内蔵しているので、わざわざ探してインストールする必要はありません。 問題となるのは「ゲーム」のほう。 ネット上で「SNES ROM」で探すとスーファミ用のROMファイルが見つかります。 一応「そのゲームのカセットを持っていればROMを使っていい」というタテマエはあるのでその範囲で。

ダウンロードするとたいていzipファイルで、解凍するとsmc拡張子のファイルが出てきます。 ファイル・アプリで解凍してください。 これがそのゲームのROM。

RetroArchを起動し「コンテンツをロード」を選ぶとROMの選択ができます。 「開く」でダウンロード・フォルダを探し、ROMを選んでください。

「推奨コア」はプラットフォームの選択で、一番上に来るので構いません。 これだけでゲームが読み込まれ、矢印キーと「A/B/X/Y」キーで操作していきます。

うーん、動きも滑らか。 iPadの第9世代になると負荷がかからないんだろうなあ。 昔のゲーム機は遅いCPUでよく頑張ってたものです。

ゲーム学

ゲーム学の新時代 遊戯の原理 AIの野生 拡張するリアリティ
中沢新一 他2名
賢い人間(ホモ・サピエンス)から遊ぶ生命(アニマ・ルーデンス)へゲームの探求と先端テクノロジーがひらく次世代人類のための未来学国内ゲーム研究の最前線を担う第一人者たちが集結。

ゲームもまた人類の表現文化です。 絵画や小説と同じ。 その歴史や変遷について知見を集積し、学問体系として整いつつあります。

ただ、再現が難しいのですよね。 映画や音楽なら見たり聴いたりすればいいけど、ゲームを評価するには動かさないといけない。 ゲーム機が必要になるけど、ハードはいずれ壊れます。 どんなに気をつけても機械には寿命がある。

するとデジタル化し、半永久的に保存できる方法が必要。 そのためにエミュレータは欠かせません。 ROMの形にすればアーカイブにもできる。

規制も大事だと思うけど、研究のために後世に残すすべも考えたい。

まとめ

とくに現代文化に「デジタル・ゲーム」は組み込まれているのに、研究が遅れてるんじゃないかなあ。 「ゲームから人生を学んだ」って世代もいるだろうに。

HPとかMPとか言っちゃうし。