これ、AppStoreの審査、通ったんだ。
RetroArch
SSNESをもとに2010年から開発されたオープンソースのエミュレータ。 いろんなOSに移植されてますが、そうですか、iOSもありですか。 著作権の関係がややこしそうだし、そのうちダウンロードできなくなりそうだけど、その前に実力を見ておきましょう。
使い方
「コア」さえあれば、どんな機種でもエミュレートできます。 MSXやファミコンからプレステ2までカバーしています。 MAMEもあるからアーケード系もいけそうですね。
「コア」を内蔵しているので、わざわざ探してインストールする必要はありません。 問題となるのは「ゲーム」のほう。 ネット上で「SNES ROM」で探すとスーファミ用のROMファイルが見つかります。 一応「そのゲームのカセットを持っていればROMを使っていい」というタテマエはあるのでその範囲で。
ダウンロードするとたいていzipファイルで、解凍するとsmc拡張子のファイルが出てきます。 ファイル・アプリで解凍してください。 これがそのゲームのROM。
RetroArchを起動し「コンテンツをロード」を選ぶとROMの選択ができます。 「開く」でダウンロード・フォルダを探し、ROMを選んでください。
「推奨コア」はプラットフォームの選択で、一番上に来るので構いません。 これだけでゲームが読み込まれ、矢印キーと「A/B/X/Y」キーで操作していきます。
うーん、動きも滑らか。 iPadの第9世代になると負荷がかからないんだろうなあ。 昔のゲーム機は遅いCPUでよく頑張ってたものです。
ゲーム学
ゲームもまた人類の表現文化です。 絵画や小説と同じ。 その歴史や変遷について知見を集積し、学問体系として整いつつあります。
ただ、再現が難しいのですよね。 映画や音楽なら見たり聴いたりすればいいけど、ゲームを評価するには動かさないといけない。 ゲーム機が必要になるけど、ハードはいずれ壊れます。 どんなに気をつけても機械には寿命がある。
するとデジタル化し、半永久的に保存できる方法が必要。 そのためにエミュレータは欠かせません。 ROMの形にすればアーカイブにもできる。
規制も大事だと思うけど、研究のために後世に残すすべも考えたい。
まとめ
とくに現代文化に「デジタル・ゲーム」は組み込まれているのに、研究が遅れてるんじゃないかなあ。 「ゲームから人生を学んだ」って世代もいるだろうに。
HPとかMPとか言っちゃうし。