Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

azooKey:Jazz配列でフリック入力を考える

ローマ字を考えていたら「フリックが主流になるかもなあ」と思い直しました。 フリック・キーボードがついたパソコンとか出てくるかもしれない。

Jazz配列

iPhoneに合わせたフリック入力です。 カーソルキーやペーストキーがついています。

仮名フリックは濁点抜きでも打てるのは利点ですね。 「かんかえ」と打っても「考え」が候補に上がる。 ローマ字入力では難しいのかな。

変更点

左下のキーボードキー。 タップすればキーボードを閉じます。 長押しするとサイズ変更になります。 左右の蛇腹をドラッグで移動します。

打ちやすいサイズを探してみてください。 フリックは位置調整が命だと思う。

テンキー

シフトを押すとテンキーに切り替わります。

フリックでアルファベットを入力できます。 アルファベットの順番は少し変更しました。 下フリック始まりにしています。 「7」の下フリックが「A」。

左上は空白キーにしました。

フリック入力

1990年代Newton用に開発されたhanabi入力が出たものの、人類には早すぎた。 フリックの原型なんですけどね。 デバイスの性能が上がるのを待つ必要がありました。

今のフリック入力は2006年iPhone用に開発されたもの。 開発者の増井氏は今はScrapboxを運営するNota社のCTOをされています。 POBoxで培った予測変換がフリック入力の売りでしょう。 またたく間に普及した。 パソコンのIMEにも予測変換がつき始めた。

五十音表はもともと空海が考えたと言われています。 「経典はインドの原語(梵字)で読まないと効果がない」と考え、真言宗で音韻学が発達しました。 それに伴い、日本語の発音についても研究が進められる。 もっとも五十音表が現在の順番になるには紆余曲折があり、1093年に明覚上人が作ったバージョンが定番となったようです。

この音韻学は曼荼羅と結びつき種字曼荼羅となっていきます。 梵字の一つ一つが如来や菩薩を表し、その仏たちがネットワークを作ることで宇宙を構成している。 それを図像で表現したのが種字曼荼羅です。 その世界は3×3のマス目からなるフラクタル構造をしていて、あらゆる物を包み込んでいる。 言語が世界であり、世界が言語である。

たぶんこの種字曼荼羅フリック入力のご先祖ですね(大嘘)。

まとめ

フリックを使いこなすと宇宙が見える。