親指シフトで着想したことを実行してみる。
Wax2配列
とりあえず新型の配列で実験してみます。 フリックの代わりに長押しを使ったらどうだろうか、と。 これは体感の問題だから試してみるしかない。
プレス動作ですが、これまで入力のメソッドで活用されてきませんでした。 キーを長めに押すと変化する。 これは親指シフトの同時打鍵だと思う。 さらに管楽器的とはこれかもしれないと感じ、一歩進めてみます。
上フリックは廃止しました。 使い物になるだろうか。
使い方
中段キーを長押しすると濁音化します。 濁音化する清音を中段に集めたからできる手法です。 実は上フリックでもプレス扱いするみたいで操作はあまり変わりません。
濁音化したか入力中にわかるかどうか心配しましたが、変換候補の長さが変わることで気づくようです。
長押し
ラベルに「メインとサブ」があるのに気づいて使ってみました。 フリックを表示するものでしょう。 ただ一個だけ載せるとプレスに見えてくる。 この表示が長く押すように要求してくる。
それで長押しを採用してみました。 長押しと言っても強く押す必要はありません。 キーの上で指を休める感じです。 軽く留める。 トメハネのトメ。
リズムの要素が入力に関わってきます。 間を取る感じ。 ここまでその方法で打ってますが、なかなか習得しにくい。 力が入ってしまいます。
今まで使ってない感覚を動かしている。 どちらかというとゆっくり。 気持ちをゆったりめに置く。 慌てるとタイプミスが起こる。 その代わり指の疲れは起こりにくい。
キーボード(試し打ち)
電気屋を回るといろいろなキーボードと巡り会える。
一番美しいのは電卓のキーボードだろう。 それも関数のない卓上キーボード。 数字の並びにムダがない。 演算子も周辺に機能的な配置がされている。
次に美しいのは電子辞書だろうか。 狭い面積に打ちやすいキーが収まるように工夫している。 たまに五十音を縦に並べたキーボードがあり、画面が横表示なのに困るだろうと思うが、それ以外はスッキリした配置になっている。
それに対してテープ印刷機は軒並みキーボードが酷い。 機能ごとにボタンが増えるからか文字入力を犠牲にしたデザインになっている。 でもよく使うのは入力キーだろう。 ケータイ型も出ているものの、フリックではないので、打ちにくそうである。 こうした印刷機は電子辞書とセットにすればインターフェースを省略できるのではないだろうか。
そしてノートパソコン。 ほとんどがテンキー付きになってきた。 QWERTYが左寄りになる。 文字入力がメインだと重心が偏る。 これは身体に悪そうだ。
パソコンは長い間「ワープロ」と見なされてきた。 今も日本語キーボードには「カタカナ」や「無変換」のキーが残っている。 テンキー付きは、その先入観がやっと消え始めてきた証のように感じる。 早く英語版と同じキーの数になってほしい。
ただ、このテンキー付きは別の需要があるのかもしれない。 Excelで数字入力が多いのだろうか。 家庭用のノートパソコンでもテレワークで事務仕事とか。 気の毒である。 外付けキーボードを追加して、無理な姿勢での入力を避けることをオススメします。
まとめ
長い文章を打つ場合、このテンポの方が思考を拾いやすいかも。