Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

今年はazooKey日本語革命の一年でした

2023 日本に参上アズーキー。

azooKey

azooKeyの発見が去年の8月。 もう1年半になるのか。 初めはライブ変換に苦労してますね。 半年くらいは純正キーボードと併用していました。

そのうち自分で配列を考えるようになってキーを削り始める。 これはとっても気持ちいい。 日本語入力の速度が変わります。 そしてWax配列を見つけて今日に至るわけです。

ローマ字入力も見直す機会になりました。 「ファイル」や「エディタ」も「hwairu」や「edhita」を多用するようになった。 iPadの入力環境が三倍以上向上しています。

Wax配列

今年の夏頃に思いついたWax配列。 QWERTYからローマ字用のキーだけ厳選したキーボードです。 コンパクトでなおかつタイプミスが起こりにくい。 手元を見なくてもタイピングできます。 iPadなのに。

今回、本屋さんでMacFanを読んでいたらAlice配列の話があり、そこで「改行キーを親指で叩く」と書いてあったので「やはり改行は日本語の決め手だよな」と思い直しました。 以前に改行キーを中央に置いたとき、不都合となったのは英字配列との齟齬です。 切り替えると改行の位置が変わってしまう。 それで改行キーを右端にしたのでした。

でも、それだったら英字配列の改行キーを中央にすればいいんじゃないだろうか。 そう発想をコンバートして再度チャレンジしてみます。

azooKeyの「URLから読み込む」で下記の二つをインストール。

使い方

QWERTYのRTYの部分が折れ曲がっています。 それ以外はQWERTYに準拠。 STHKの上フリックが濁音ZDBGになっています。 他の子音も上フリックに割り当て。 これで日本語入力が簡単になります。

下フリックは数字キーになります。 四則演算が揃っている。 と同時に簡単なMarkdownにもなっています。 英字キーに切り替えなくてもいい。

カーソルキーは長押しすると加速。 フリックすると句読点に飛ぶようになっています。 iPadはカーソル移動が面倒ですから専用キーは必須。

リンゴキーはペーストボタンです。 長押しするとクリップボード履歴になります。 右フリックでキーボードを閉じる。

改行キー

改行キーは「リターン」なのか「エンター」なのか。 どうもこの呼び分けは世代差があるように思います。

たしかPC9801シリーズでは「Return」と表記してあった。 それ以前の8ビットマイコンも「Return」だったでしょう。 それが90年代にAT互換機が輸入され始めると、キーの表記が「Enter」で横長だったんですよね。 軽くカルチャーショックがありました。

たぶんキーボードに対する認識に違いがあるんだと思います。 「Enter」は「入力」のニュアンス。 改行ではありません。 プロンプトにコマンドを打ち込むイメージです。 DOSマシンだった頃はそうした使い方でした。 呪文の詠唱が必須だった。

対して「Return」は「答を返す」じゃないかと思います。 パソコンが入力を求め、人間はそれに返答する。 テニスのように、相手がサーブしてきたものをリターンする。 パソコンに先手を渡している印象がします。 エンターが先攻でリターンは後攻。 立ち位置に違いがある。 エンターはプログラマー好みでリターンがユーザ側だろうか。

Windowsの普及とともに日本語化の壁がなくなり、海外メーカーのPCが量販店で安く売られ「Enter」が主流になっていく。 その代わりコマンドを打ち込む場面もなくなっていきます。 キーボードの使用は、文字を打つワープロなどに限られる。 すると「Enter」のまま「改行」と見なすようになりました。

今では日本語版のキーボードでも「Enter」表記になっています。

まとめ

「復帰」と呼ぶ人もいるなあ。