azooKeyで無刻印キーボードを試しながら、ふと思う。 「キーを減らせば、これ、見ずに打てんじゃね?」と。 どこまで行けるか、キートップのリストラ。
まず「Q」とか「L」とか、使わない子音を解雇してみました。 さようなら。 それから濁音にも暇を出す。 代わりに、濁音化する子音を中段に集めてみた。
旧来の枠組みを維持しながら全体はスリムに効率化。 新しい組閣人事です。
Wax配列
iPhoneにも使えそう。 下記ファイルをazooKeyに読み込んでください。
https://wineroses.github.io/js/azooKey_Wax.json
左端に「WAX」と並ぶので「Wax配列」と命名。 無刻印で打つと基本がQWERTY互換なのを実感します。 位置関係が変わらないのですよね。 TとYが降りているだけ。
濁音は下フリックに割り当てました。 運筆で上方向に向かうことはないかな、と。 元のQWERTYを見てもSの下がZ、Hの下がB。 下方向が濁音を示します。
上フリックは数字です。 電卓配列にしました。 「。」の上フリックが「1」です。 記号も少し左右フリックに割り当ててあります。
コンセプト
意識したのはGodan配列です。 ひらがなのフリック入力に比べ、指の負担が少ない。 長文を打つときGodanは使いやすいと思います。
ただ、左右に一列ずつ特殊キーが並ぶじゃないですか。 これがもったいない。 縦方向の運指が増えてしまいます。 そこがGodanの弱点じゃないでしょうか。
Wax配列は横方向に広げ、縦の運指をなくしました。 いまiPadで打っていますが違和感ありません。 手首をあまり動かさずに済む。 手元を見る回数も明らかに減ります。
無刻印キーボード
キートップを隠すとこんな感じ。 「打てるわけないじゃないか」と思いますが、そんなことないですよ。 十分にタイピングできます。 むしろ視覚刺激が減るのでストレスが少なくなる。 不思議な現象です。
シンメトリックなのも良い。 左右の指の割り当てが自然ですね。 濁音の出番って意外と少ないかもしれない。 運指が迷いにくい。 QWERTYとほぼ同じなのでタイプミスが起こらない。 キーサイズが大きいから、親指でも外さない。 書くことに集中できます。
まとめ
これとObsidianの禅モードが今のブームです。