Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obisidian:Copilotのフォントを小さくするCSS

Geminiでも結構役に立つじゃないか。

Copilot

ということで、Obsidianが生成AI付きになりました。

わからないことがあっても、質問すればネットを検索して答えてくれる。 要約したり言い換えたりしてくれて、執筆が乗っ取られていく感じですね。 まずいぞ、自分で考えてるのか何か、わからんようになります。

CSS

見ての通り、iPadだとチャット欄のフォントが大きすぎる。 老眼にありがたいとは言え、全体像をつかむにはもう少し小さな字がうれしい。 CSSで調整しましょう。

.chat-container .message {
  font-size: small;
}

こんな感じですね。 これをdefault.cssあたりに入れておく。

見やすいサイズを模索。 16pxみたいにピクセル数で細かく設定もできます。

Copilotの活用

{activeNote}を要約して」で、今開いているノートを対象にできます。

チャットなので、次からは「それを中学生にわかるように説明して」と頼んだり「より詳しくするには何が必要でしょうか」と尋ねたりできます。 このやり取りだけで時間が溶ける。

名前の通り「副操縦士」。 いっしょに考えてくれる。 頼もしい相棒ができました。

チャットを仕切り直すには吹き出しボタンをタップします。 そこまでの対話をクリアして、新しい質問を始めることができます。

もしチャットの内容を残したいときは、その右隣の出力ボタンを押します。 copilot-conversationsというフォルダに保存される。

フォルダ名はCopilotの設定で変えることができます。 あとで検索しやすいように工夫してもいいかもしれません。

善意の原則

自分が書いているテキストを生成AIの対象にする。

これは結構考えさせられますね。 出てくる文章の方が読みやすくて説得力があるんですよ。 自信無くすわぁ。

とは言え、自信無くすのが目的ではなく、これを学習の機会とせねばなるまい。 なぜ読みやすいと感じるのか。 どこに説得力が生まれているのか。 対話の中で、その点を考察し、自分の執筆に組み込んでいく。

「喩えを用いながら説明して」と頼むと、なかなか盲点をついてくれます。 「なるほど、それを持ち出すのか」と。 ニヒリズムの分析にCopilotを用いたら、「宝の地図」をメタファーに噛み砕いて説明してくれました。 「その地図は信用できるのか」のレベルと「そもそも宝なんかあるのか」のレベルは違う。 これはうまい。 わかりやすい。

これがなぜ「わかりやすい」のか。 それを考えてみて、はたと気づきました。 理由は「僕が騙されやすいから」です。 もう少し普遍すると「人はテキストを読むとき、それは正しいという前提で理解しようとする」という法則性があるみたいです。

意味がわからないケースでは「自分の理解不足」と考える。 クワインの「善意の原則」ですね。 言葉を学習するとき「相手は正しい」という前提がないと学習できない。 言葉のわからない部族の人たちからモノを教わるとき「相手は嘘を言っているのだろう」と考えていたら、語彙を増やすことはできません。

イヌを指差し「あれはワンワン」と言われたら「あれはワンワンと呼ぶのだな」とまず信じる。 8割くらいは信じる。 たまに冗談で「うそだよ、ニャンニャンさ」となるかもしれないけど、基本は「相手は正しい」と信じている。

言葉と向き合うとき、この「善意の原則」が働くので、Copilotの説明が間違っていたとしても、読者側は「なるほど」と納得します。 納得するまで自分の中で自動的に修正し「わかろう」とする。 それで、Copilotの回答は「自分が書いたもの」よりも「わかりやすい」と感じる。

そんな仕組みかな、と考えました。

まとめ

って、テキストにすると説得されませんか? あなた、「善意」で動いてるでしょ。