iOS版にもZenzaiが搭載されました。
azooKey ver3
iOSの日本語入力に革命が起きました。 azooKeyに生成AIが組み込まれました。
従来のライブ変換だけでも便利だったのに、 文脈に応じて漢字を使い分ける。 変換の修正が必要ありません。
Zenzai
ZenzaiはもともとmacOS向けに開発された技術で 「彼の動きは精彩を欠いていた」みたいな変換を得意とします。 WindowsやLinuxにも移植されています。
- https://github.com/azooKey/azooKey-Desktop
- https://github.com/fkunn1326/azooKey-Windows
- https://github.com/7ka-Hiira/fcitx5-hazkey
ちなみにiOSの漢字変換だと「彼の動きは制裁を書いていた」になっちゃいますね。 文脈とかなくて頻度で判定してるから。 azooKeyは発想がまったく異なるわけです。
この日本語の文脈判定に特化した生成AIが Zenzai で、 macOS上でブラッシュアップされてきたのですが、 今回iOS版にも載せてみたら動いた、ということです。
しかも完全オフライン。 ネット上のサーバーと通信したりしません。 だから速いし、プライバシーも守られる。 至れり尽くせりなシステムになりました。
いま使っていても軽い。 ライブ変換だからローマ字で打っている先から漢字に変わっていく。 タイムラグもありません。
もう騙されたと思って使ってみてくださいよ。
ひらがな変換
待望の「ひらがな変換」と「カタカナ変換」がカスタマイズ用に用意されました。 azooKeyはキー配列が自作できるのでどこでも割り当てできます。
「ー」の左右フリックにしてみました。
地味にベンリ。
まとめ
ただ、今まで使えていた自動濁音化が無効になってますね。 変換の基本が変わったんだから仕方ないか。 新システムに合わせた配列をまた考えてみるしかないか。