Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidian:CopilotでVaultを対象とする方法

また新しい扉が開きました。

vault QA

Copilotの設定にある「QA」が何かわからずにいましたが、これは「vault Q&A」。 保管庫を対象とする「一問一答」のことでした。

普通はGeminiを呼び出すから、ネット上のデータが対象になっています。 もし「富士山の高さは?」と尋ねれば、ネットから学んだことを回答する。

これを「自分のvault」を対象にするのが「vault QA」です。

設定の仕方

Geminiの場合は、Copilotの設定で Embedding Modeltext-embedding-004(Gemini) にします。

右サイドパネルのCopilotで「chat」を「vault QA (basic)」に切り替えます。

ジグソー・ボタンが出てくるので、それをタップ。 インデックスの作成が始まります。

インデックスが出来上がったら設定完了。

使い方

これで自分のノート群がデータベースになる。

たとえば「dataviewでcsvを読み込む方法」を尋ねてみると:

昔書いた記事がヒットします。 関連するノートが source に出てくる。

要するに自分のノートがググれるわけ。 こうなってこそ「第二の脳」なのだと思う。 ローカルのファイルがインターネットみたいな振る舞いをします。

関連ノート

Copilotの設定で Relevant Notes をONにすると、内容の似ているノートがリストアップされます。 2 Hop Links や Smart Connections の代用になります。

サイドパネルに一覧表示される。 ああ、そんな記事も書いてたなあ、と懐かしい。 タップすると対象のノートに切り替わります。

トラブル・シューティング

実はインデックス作成中にObsidianが落ちたことがあって、それ以降Obsidianが起動しなくなりました。 インデックスが壊れたのでしょう。

Vault直下にある.copilot-index フォルダに、やたら大きなjsonファイルが入っています。 これを削除すればObsidianは平常運転に戻ります。

ただ、これは隠しフォルダなので通常の方法ではアクセスできません。 Owlfilesで削除して、やっと再起動できました。

まとめ

Obsidian - Connected Notes 1.7.7
分類: 仕事効率化,辞書/辞典/その他
価格: 無料 (Dynalist Inc.)

関連ノートが出るだけで印象が変わります。 死蔵されたノートがよみがえる。