Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

「目次」を極めるとLogseqはパワーアップする

技名はあるんだろうか。

Logseq

Logseq 0.6.6
分類: 仕事効率化
価格: 無料 (Logseq, Inc.)

右サイドパネルにある「目次 Contents」。初めはアウトラインのことかと思っていたのですが、文章を書いても目次が出ることはなく、謎の存在でした。
たぶん翻訳が間違っているのでしょう。これは「ワーキングスペース」です。一時的に使う作業台のようなもの。ここにLogseqの個性が光ります。

備忘録

「目次」には直接文章を書き込むことができます。擬似的に二画面にして編集する感じですね。思いついたことを書き留めておける。

枝刈り

ブロックを一時的に退避する場所にもなります。本文の方からドラッグしてブロックを移動できます。切り取っておける。どんどん貯めていく。要らないブロックの「ゴミ箱」にもなる。このアイデアはすごいな。アウトライナーとして必須の機能じゃないかと思う。

接ぎ木

なので「目次」に切り取ったブロックは、別のページを開いたとき、そちらに貼り付けることもできます。なるほど、こうやって分散していたアイデアを一つにまとめていけるのですね。これは文章を仕上げる上で便利です。

切り出し

「目次」の正体はcontentsというファイルです。「全ページ」に出てきます。
ということは、切り出したいブロックを「目次」に移動してからcontensを開き、三点ボタンで「ページをエクスポート」すれば他のアプリに転送することができます。

独立化

このcontents自体の名前を変えると「目次」は空っぽになります。つまり、刈り集めたブロックを一枚のページとして独立させることができます。
代わりに、新しいcontentsを用意しないといけません。虫眼鏡ボタンで「contents」と打って新規ページを作成するのが良さそうです。

まとめ

急にLogseqが身近に思えました。こいつは気が利く。「ああ、こうしてほしかったんだ」と納得が行った。自分が最初から望んでいたかのような感触。
こういうギミックはいいな。

追記:05/26

Quine 2.2.18
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥610 (Chris Hunt)

この「Contents」の由来がTiddlyWikiだと教えてもらいました。iOSだとQuineというアプリが採用しているようです。
いわゆる「ひとりWiki」で、ネット上に自分用のWikipediaを作る仕組みです。10年前に流行ったみたい。それが進化してObsidianやLogseqになった感じなのかな。
「Contents」は名前通り「TOC」、つまりWikiの「内容一覧」を作る目的のファイルです。「目次」で間違いないけど、それに留まらないパワーを秘めていて、今回のような使い方もできたりするわけです。