名前をCardyに変更します。
Cardy
Logseqのボード表示が面白いのでTextwellのCardでも実現してみました。
表示の切り替え
ボード表示はiPadのみにしました。横に4枚のカードが並ぶ形式なので画面が広くないと使えないからです。ポートレートだと従来の短冊表示、ランドスケープでボード表示になります。縦持ち/横持ちで表示が切り替わる。
何をするもの?
Scrivenerのコルクボードを意識したもの。文章の構成を可視化するツールです。
空行で挟まれた範囲をカードと見なし、並べ替えることで段落の入れ替えをします。純正アクションのReorderに似ていますが、違いはCardyが初めの数行しか表示しないこと。場所を取らないので全体図が俯瞰しやすくなると思います。
目次機能
カードをタップすると、その段落の先頭にカーソルを移動してCardyを終了します。ジャンプ機能。Cardyを目次としても活用できます。
カード削除
カードの左端にある黄色いタグをタップすると、そのカードを切り取ります。切り取られたカードはクリップボードにスタックします。追加して保存される。なのでCardy終了後にペーストすれば、切り取った部分の移動と同じことになります。
正規表現検索
Findアクションを取り込みました。単語を選択状態にしてCardyを起動すると、その単語を含む段落のみを表示します。ヒット数もカウントします。
検索には正規表現が使え、複雑な条件での絞り込みもできます。カード型データベースぽい使い方になります。
行分割
二本指でタップすると、段落単位から行単位にカードが変化します。カードを割ることができる。もう一度、二本指でタップすると段落単位に戻ります。
オフラインのときは、この機能は使えません。
なぜCardyなの?
Textwellにアウトライナーを装備したい。それが最初の目標だからです。WorkFlowyやLogseqのCardyのようにしたいのですが、実力がないからなかなか到達できない。
とはいえ、修正のたびに名前が変わるのも変です。Textwellに合った「容れもの」を作る。今の形式でも「カードが集まったものがページである」というコンセプトは実現できています。それでいいんじゃないかと思えてきました。
まとめ
最近アニミズムの本を読んでいて「文字も魂を持つとしたら」と夢想しています。ずっと取り組んでいるテーマですけどね、テキストを生き物として育てるエディタ。Cardyスタイルはそれに近い。