Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

法律データベース e-Gov をWebクリップしよう

公文書にマークダウンが使われるようになったから、 今までの法令とかどうしてるんだろうと思いました。

e-Gov

実は国がデータベースを作っています。

公文書ってWordばかり見かけるなあ、と思い調べたら、 2018年頃から一太郎をやめてWordに移行する動きがあったみたいですね。 その理由がよくわからなくて、 国会で成立した法案に誤字脱字が頻発して、 それをワープロのせいにされたからみたいな理由を見かけました。 「それはIMEのせいであってワープロは関係ないだろ」と思うんですけど 「アメリカ製を使え」って外圧でもあったんかな。 言ってることがうろんです。

まあ、その調べる過程で e-Gov を見つけました。 新しい法案を作るときに、既存の法律と整合性があるか確認する。 そうした用途で、国民にも無料で提供されています。

クリップしよう

Obsidian Web Clipper 0.11.8
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Dynalist Inc.)

Defaultのまま使えます。

たとえば日本国憲法を表示してクリップすると:

マークダウンで保存されます。

これ、六法全書をObsidianに保管できるってことじゃないか。

あらためて憲法を読む

日本の憲法はうまくできているなあと感心する。

第十五条 ② すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。

本当だよ。 選挙で選ばれたなら「全体の奉仕者」である。 支持団体の利益のために動くんじゃないんだよ。 なんで企業献金が成立するんだか。

そもそも公務員だから「パーティ収入」自体が違法でしょう。 国会議員に当選したら副業で仕事しちゃいかんのよ。 変な慣習はとっととやめてください。

憲法に問題があるとすると並び順かな。 「国民の権利及び義務」が第3章にある。 本来憲法は「国民の権利と義務」を示すものだから 第1章になるはず。 そうなっていないのは「天皇制」と「戦争の放棄」が 「権利と義務」の前提となっているからです。

天皇制は「天皇家には基本的人権はない」という構造になっている。 皇居の中のパンダみたいな扱いになっていて、 そこはどうかなあと疑問を感じます。 「国民統合の象徴」であるなら国民投票で選ぶのでいいんじゃないか。 「国民統合」の国民には当然女性も含まれます。 男性にこだわる理由もないんだし。

戦争の放棄は、たとえ理念的であっても理想として残したい。 そもそもここに自衛隊を書く必要はありません。 警察も消防署も憲法に書いてなくても困らない。 憲法とは別に法律を立てれば運用できるからです。

自衛隊は災害救助の際、被災地で支援の任務に当たってくれて助かります。 だからその存在を否定するわけではありません。 ただ憲法に組み込まれると意味が変わる。 憲法は「国民の権利と義務」を示すものなので 「自衛隊に対する義務」が発生するからです。 自衛隊に対する義務、 つまり兵役に服する義務。 これをどう考えるか。

でも日本には「国は滅んでも国民さえ残れば復興できた」 という成功体験があるから、 被害の少ないうちに負けちゃう選択肢もあるんじゃないかな。

まとめ

参議院選挙で改憲を口にしている政党も多いし、 今一度憲法を読み直すのも面白いかもしれません。 そもそも憲法に描かれる世界が実現できているのかどうか。