プラグインを増やしていくと、 モバイルツールバーがごちゃごちゃしてくる。
これをどう整理するか。
ノートも「箱」である
ノートもまた「箱」なので、その外と内があります。 コマンドはそのとき、ノート間コマンドとノート内コマンドに分類できる。
- ノート間コマンド:ノート自体を対象にする
- ノート内コマンド:行や段落を対象にする
ノート内コマンドは、行を上下に移動したり段落をズームしたりするので、 モバイルツールバーに無いと困ります。 これはリストから外せない。
するとターゲットはノート間コマンドのほう。
コマンドパレットの設定
コアプラグインの「コマンドパレット」をONにします。
コマンドパレットの設定でコマンドをピン留めします。
「コマンドの新規ピン留め」で必要な分を登録してください。
使い方
モバイルツールバーに「コマンドパレット:コマンドパレットを開く」を登録。
起動すると:
コマンドを呼び出すことができます。
この方法でコマンドをピン留めしていくと、 集まってくるのは「ノート自体を対象とするコマンド」なんですよね。 決して「行や段落を対象とするコマンド」にはならない。 それで「ノート間コマンド」と表現しました。
それらをコマンドパレットに引っ越しすると、 今度はモバイルツールバーに「ノート内コマンド」だけが残ります。 自然と淘汰される。 スッキリしてくる。
コマンドパレットが間接技でモバイルツールバーを美しくする。
ノート間はモーダルになる
Thinoを呼び出したり、CSS Editorを起動したり。 現在のノートと関係のないコマンドもあります。 全部ツールバーでは無理があります。 カテゴリーが混在している。
コマンドパレットは明らかにモーダルなメニューです。 たとえば「CSSスニペットを管理する」といったモードに切り替わります。 その間ノートの編集はお預けになります。
これは「箱の外」に出てしまうからかな、と思いました。 ノートというオブジェクトを離れ、 隠しフォルダにあるcssを改めてオブジェクトと見なす。 その切り替えのところで「モード」が顔を出すわけです。
Obsidian自体がcssの編集を想定してないものなあ。 メタファーの一貫した提供ができない「外部」を持ってしまう。 そこがモーダルとなる。
まとめ
良い/悪いじゃなくて「そういうもの」な印象がします。 プラグインで拡張する方式だから「外部」が生まれやすい。 むしろコマンドパレットを装備することで、 そうした「外部」も吸収できるようにしている。
メニューを開いて「ここには無かった」とならない工夫がある。