azooKeyのクリップボード履歴は手放せません。 とても便利です。 ライブ変換とクリップボード履歴はiPadを快適にします。
ところが、最近クリップボード履歴が立ち上がらなくなりました。 切り替わりはするけど、選択するとキーボードがリセットする。 通常のキーボードに戻ってしまう。 履歴が溜まりすぎて不具合を起こしているようです。
履歴の消し方
不要な履歴を消しましょう。 履歴の「入力」を長押しすると「削除」が出てきます。
という簡単な話ではありません。 だって「入力」を押そうとするとリセットするんだから。 「削除」にたどり着けません。 ほら、「鍵は箱の中」の状態じゃないですか。 これでは箱が開かない。
まずチェック
「クリップボードの履歴を保存」がオフになっていないかチェックしてください。 オフの場合は、そもそも履歴にアクセスできません。 なのに、何かのはずみにオフになる。 表示するのにアクセスできないという矛盾が起こります。
オンにしてから、次の対応策へ。
対応策
クリップボード履歴は「フルアクセス」でないと使えません。
ということは、一度「フルアクセス」を解除すればいいんじゃないか。 フルアクセスとはネットに繋がることです。 この場合、履歴をlocalStorageみたいにしているのでしょう。 じゃあ、一度ネットを切ればいい。
ということで、Wi-Fiをオフにし、クリップボード履歴を開くと、今度はリセットしませんでした。 これで心置きなく「削除」ができます。
要望
やはり「一括削除」がほしい。 アプリに「履歴のリセット」があるとありがたい。 ただし「ピンで固定する」の分は消さないでほしい。
ちょっとわがままなことを考えます。
クリップボード履歴
ブラウザからURLアドレスを持ってくる。 Gyazoに画像をアップロードする。 テキストの並び順を変える。
それぞれ別の話だけど、どれも「クリップボード」です。 この「クリップボード」の発明は凄かったんだなあと感心。 普段は気にしていないけど、履歴を見ると高頻度で使っている。 これ自体が「ログ」になります。
「クリップボード」は作業記憶です。 一時的に覚えておいて、他で使う。 ところが、その記憶が履歴になると長期記憶です。 数ヶ月前の文章も覚えている。 しかもカットした文章を覚えています。
これは「無意識」ですよね。 意識から消したものが背景に残っている。 不要とされたものが、いつでも復活できるようスタンバっている。 執拗に張り付いている。 読み直してみると、そこには奇怪な思考が蠢いています。 表には出さなかったけど、閃いては消えていった言葉たち。 これはこれで一つの世界。
まとめ
他のクリップボード・アプリでは「無意識」を感じなかったけど、azooKeyは半ば自動で履歴を残していくからかな。 自分でも「どういう意味だろう?」とわからない文章が残っている。 これを眺めるのも面白い。
立てこもり事件
市議長の息子が自宅に立てこもったわけか。 不可解な事件が多いのは、そのあとの経過がテレビで報道されないからで、 事件自体が不可解なわけではない。
とはいえ、新聞にも大きくは載らないんだよなあ。 短期記憶社会。