原稿用紙エディタ
iWriters
縦書きで書けます。なんでしょうかね。文章がいつもと違ってきます。外づけキーボードを使い、ライブ変換で書き綴る。それがこんなに似合うエディタも珍しい。
Textwellと連携
一時的にiWritersに制御を移すアクション。枠にハマる楽しさは侮れない。
Import Textwell ActioniWriters
文豪化機能
まず、単体で立ち上げましょう。書く環境を整えるのが執筆に向かう第一歩。画面をピンチインするとフォントサイズが変わります。左下の三角形をタップすると用紙のサイズを変えることもできます。
右肩の「A」から明朝体にしたり、行間を広げたりできます。原稿用紙の色を変えることもできる。自分の感性とすり合わせることで環境が背景に沈んでいきます。
iWriters自体は独自の辞書を内蔵しています。範囲選択してから「変換」を選ぶと、同じ読みの単語をリストアップ。最近見かけない、でもどこか懐かしい表記が出てくるのが「モダン」ですね。気分が明治時代にトリップします。
原稿用紙
原稿用紙は新聞とともに普及したもの。活版印刷で活字を組むことを前提としています。一マスが活字一字分になっている。新聞のスペースを埋める文字数が先にあり、それに合わせ記事を編集したのでしょう。学校の授業で「30字にまとめなさい」という課題は「新聞記者の育成」を目標としていた。
日本の小説は「新聞小説」をモデルにしています。毎日掲載され、長さは一段分に限定されている。たとえば、それが原稿用紙2枚分だとして、その中で読者の興味を惹きつけないとならない。事件を起こし、ちょっとした「謎」を作り、どう展開するのかハラハラさせる。そういうリズムを持っています。
ただ、現代もそのリズムが必要なのかはわからないですね。
iText
iWritersは、同じメーカーのiTextと連携するアプリです。iTextの利点は同時に複数のファイルを開いておけること。タブで切り替えるので、他の文章を見ながら書き進めることができます。合体したらちょうどいい感じだけど、他にも辞書アプリと連携するので、サイズを小さく区切ったのかも。
まとめ
そもそも今時の子たちは原稿用紙に書くのかな。