Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

ノートアプリ探訪:Bearが切り拓いた道はどこに向かうか

Markdown知名度を上げたエディタ

Bear

Bear - プライベートメモ 1.9.6
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Shiny Frog Ltd.)

シロクマのアイコンのMarkdownエディタ。やっぱりキャラクターがあるのがいいのかなあ。いつの間にか定番アプリになっています。

MarkdownノートのBearはEvernoteを超えることが出来るだろうか

Textwell連携

Textwell 2.0.3
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥370 (Sociomedia)

Textwellの保管庫として最適。Bearに「ファイル名」という概念がないので、テクストの一行目がタイトルになります。しかもアペンドをサポートしていて、一行目が空行のとき「デイリーノートへの追記」という使い方もできる。さらに「文字選択した場合は検索」といった柔軟な連携も可能です。そこをアクションに詰め込んでみました。

Import Textwell ActionBear

ここがいい

Markdownは「プログラマー御用達の無粋なフォーマット」というイメージがあったけれど、この5年ほどでテクスト表記の標準になりました。敷居が下がった。オタク文化の大衆化というか、どのノートアプリにも装備されている。あるいは意識している。
その先駆け的なポジションにBearはあります。登場は2016年(映画『君の名は』がヒットした。iPhoneの世代差がヒントになってましたね)。プレビューが一体化した画面は新しく、赤を基調にしたオシャレな感じがとてもいい。
書くことが楽しくなる。それまでのMarkdownエディタと違うところです。「Markdownを書く」から「Markdownで書く」に変わった。しかもAppleのショートカットにBearに特化したアクションが6つほどあり、iOSのシステムに組み込みやすい。

次世代に向けて

実は作表をサポートしていません。Markdownで書いても何も起こらない。ここが次バージョンの課題になっているようです。単にテーブルを表示するだけなら簡単だったでしょう。でもBearはそこで満足していない。もっと自然な書き方を提案しています。
あと、テクスト間リンクがほしいかな。Bearはまだ「ファイル」という概念に捉われている。テクストでネットワークを作るのはこれからの標準になると思います。紙媒体のメタファーを崩すために必要なこと。そちらに向かっていけるかどうか。

まとめ

Textwellにもキャラクターがほしい。Scrapboxにはいるのに。