Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

ノートアプリ探訪:Scrivenerは「容器」である

これじゃないと出来ないことを指し示すには、それを指す言葉を発明しないといけないんじゃないかな。新しいことは伝えようがない。𓀩

Scrivener

Scrivener 1.2.1
分類: 仕事効率化,ブック
価格: ¥2,440 (Literature & Latte)

長い文章を扱うためには、そのための容れ物が必要になります。章立てして、それぞれの章を推敲し、それを組み合わせて一本仕上げる。

Scrivenerはそうした作業が簡単にできる「何か etwas」です。

Scrivener | Literature & Latte

Textwell

Textwell 2.1.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥370 (Sociomedia)

でも、Scrivenerはエディタ部分が弱いと思う。執筆に集中できるデザインではない。そこをTextwellで補う。Textwellで書いてScrivenerに文章を転送します。

Import Textwell ActionScrivener

下準備

ショートカット 5.0
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

このアクションはショートカットを呼び出します。下記リンクからレシピをインストールしてください。

https://www.icloud.com/shortcuts/89b65234f51947a5a5e84b0924058c19

使い方

アクションを実行するとショートカットが起動し、Scrivenerにテキストを書き込んでからTextwellに戻ります。作業が途切れない。

Scrivenerのほうは、あらかじめ対象となるプロジェクトを開いておいてください。そうでないと、どこに書き込めばいいのか分かりませんから。

書き戻し

Textwellに何も書いてない場合はScrivenerを起動します。

Scrivenerの右下にある「共有」から「別のアプリで開く」でTextwellに文章を戻すことができます。書式は「プレーンテキスト」を選んでください。

「容器 container」

Scrivenerは文章を分割したり、連結したりができます。A4用紙10枚までならTextwellでも書けるけれど、それ以上の文章は見通しがつかなくなる。Scrivenerは必須。

カーソル位置のポップアップメニューに「分割」があり、これを選ぶと2つのファイルに分かれます。場面が変わるところ、とか。分割すれば集中しやすい。

連結は「コンパイル」を使います。ファイルを並べ替えてから、左下にあるコンパイル・ボタンで連結することができます。小説を場面ごとに書いていき、最後に一本にまとめるとき使います。出力もテキストでもPDFでも対応。

それは錬金術で使うフラスコのようなもの。材料を集めるまでは何とかなっても、それを煮込む段で「熱」に耐えるタフさが必要になる。専用アプリがあるときは専用アプリを活用する。そうやって分業体制を作るのがiPadの醍醐味です。

まとめ

この秋に出るiOS16はほぼパソコン。ここまでマルチウィンドウにしたいものかなあ。iPadでも画面が狭すぎてiMatが出るかもね。