Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

azooKey:二足歩行としての小鳥遊配列

大きな画面のiPhoneにも使えると思う。

小鳥遊配列

azooKey - 自由自在な日本語キーボード 3.0.2
分類: ユーティリティ,仕事効率化
価格: 無料 (Keita Miwa)

ここ3年 iPad用のローマ字入力を考えてきましたが、 ほぼ安定してきました。 左側に母音を集め、右側に子音で固める。 母子分離型です。

子音の並びが「TKNSH」となるので 「小鳥遊 たかなし」と命名しました。

インストールは下記リンクをお使いください。

Import azooKey: 小鳥遊配列

使い方

ローマ字は16個キーがあれば足りる。 そうした仮説に基づきます。 iPadでは左右の指を1本ずつしか使えません。 それでキーを減らすことを優先しました。

濁音は清音キーの長押しで対応します。 「K」の長押しが「G」、 「S」の長押しが「Z」になります。 清音が濁音になる。

それ以外も 「N」が「J」になったり 「M」が「P」になったりします。 長押しを活用することでキーを補完する。 それがこの配列の特徴です。 「軽い長押し」という設定に気づき、 それを利用したら書きやすくなった。 ほんとにちょっと押すだけで濁音になります。 推しキーボードになりました。

コロンの入力は「O」の左右フリック、 括弧類は「K」の左右フリックに割り当てています。 読点は「。」で独立していますが、 それ以外の句読点は「E」と「I」の左右フリックになります。 句読点を打つと入力を確定するようにしました。

数字は下フリックに割り当てられています。 少し変則的な並びですが、 個人的には指に馴染みやすい位置関係だと思っています。

「ー」の連打が「#」に変換するようにしました。 「ー」の下フリックは「-」。 これでMarkdown記法を簡便にします。

中央の分離帯は「後から濁点化」です。 左右にフリックすると「ひらがな化/カタカナ化」になります。

二足思考

今まで作ってきた配列の中で一番書きやすい。 上フリックの出番が減ったからでしょう。 もちろん上フリックでの濁点化も残しましたが、 これは最終的に破棄するかもしれません。

上フリックが減ったことで打楽器感が増しました。 文字入力はリズムパート。 長押しがリズムの強弱を生み出します。

「言葉は歩行のリズムである」という仮説を持っていて、 この配列では特にそれを感じる。 初歩と初語はだいたい同じ時期に始まるじゃないですか。 生まれて1年くらいで歩き出すし話し出す。 何か同じ能力の発達を基盤に持っていると思います。

それは「リズムを刻む能力」じゃないかなあ。 言葉を声に出すには呼吸を制御できないと叶いません。 音を区切る。 哺乳類で呼吸を制御して歌を歌うのはクジラくらい。 なので人間は水中で暮らしていたのかもしれない。

二足歩行も同じで 「おいっちに、おいっちに」と周囲が掛け声をかけます。 リズムを与える。 ハイハイの四足歩行よりもペース配分が難しい。 リズムがつかめないと倒れてしまいます。 そしてリズムを意識しすぎても歩けない。

散歩をすると頭の中に言葉が湧いてくるのは、 二足歩行のリズムが思考のリズムと一致しているからじゃないか。 座って考えても、いいアイデアは浮かばない。 外を歩くと、内から外に気が向くのもあるだろうけど、 発想が展開しやすい。

なのでキーボードを打楽器にして、 トントトトンと左右交互に指先へ刺激を与えると脳が活性化するしボケ防止にもなる。 そう思っています。

まとめ

DraftPad 2.0
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Manabu Ueno)

それはそうとDraftPadは美しい。 書きやすい。