Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

WWDC25、見てないけどポイントは理解した

美しいものが嫌いな人がいて?

新しい世界に向けて

iOSがWindowns95みたいになっちゃった。 年号タイプiOS26に変更。

Liquid Glassというガラス風のデザインに変わりました。 たしかに美しい。 でも使いやすいかなあ? 視覚障害者にはアクセシビリティが悪そうに思うんだけど。

「世界が変わりそうだ」と思ったのはリアルタイム翻訳。 テキストだけじゃなく「音声にも対応」となってるので、 電話で海外の人と話すとき「日本語でOK」ですね。 海外のYouTubeを視聴しても日本語で聞こえる。 動画内の文字にも対応するのかしら?

世界との垣根が一気に低くなるわけで、 日本語で発信しても世界中が読むし、 相手の文化的背景を知らないと誤解が生まれる。 そこをどうカバーするか。

これは「世界」の意味が大きく変わる契機になるなあ。

あと地味に響いたのがMarkdown対応。 純正メモからMarkdown形式での出力がサポートされました。

Markdown反対

実はWWDC前に、Markdownの生みの親ジョン・グルーバーが 「AppleMarkdownをサポートしてはいけない」という記事を投稿しています。

メモ帳のリッチテキスト形式は一つの完成形であり、 誰もが自然と使える工夫が施されている。 それに対しMarkdownは自分がブログに投稿するために作ったもので、 HTMLの知識があるオタク対象で敷居が高い。 一般向けの記法ではない、という論点です。

ただ従来のメモの出力形式が「PDFとPages」なのは偏りすぎで、 そこにMarkdownが追加される可能性は容認しています。 今回のiOS26はそういう意味ではギリ・セーフかもしれない。

もっともその場合、画像の扱いがどうなるか興味があるとも述べていて、 たしかにMarkdownに画像は埋め込めないですよね。 iCloudに転送して呼び出す感じかな。

File over app

Powerbook duoを使っていた頃、ファイルはクラリスで作ってました。 クラリス・ワークスはAppleの「標準」となりアップル・ワークスになった。 Windows用も出ていた。

だから安心していたのですが、続きませんでしたよね。 一応Pagesに読み込めはしたけれど段組が崩れる。 そもそも一つ一つをPagesに移し変えるのが面倒で、 CD-Rに焼いたまま死蔵されています。

だからObsidianの基本方針「File over app」もよくわかります。

2060年のパソコンで扱えるデータは1960年のパソコンでも扱える。

これに尽きますね。 ファイルはアプリに縛られてはいけない。 「アプリの彼岸」にあるべきだ。 昔からあるテキスト形式の延長でないと、いつかは読めなくなる。

それはもったいないことです。 残り人生が短くても思う。

まとめ

フォルダ内をテキストと画像を入れて、 フォルダを表示すると「画像付きテキスト」になるのが無難かな。 テキストも章ごとにファイルになっていて、 表示はindexファイルに従い一本化するのもありか。 フォルダに.bind拡張子をつける方向で。