Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidianは老人問題を解決する鍵となれるか

バージョンアップが来ました。

Obsidian

Obsidian - Connected Notes 1.7.4
分類: 仕事効率化,辞書/辞典/その他
価格: 無料 (Dynalist Inc.)

ver1.7.4になって起動が早くなりました。 あと、外付けキーボードで書いているときTemplaterスクリプト後にカーソルが消える不具合があったのですが、それが修正されています。 ありがたいわあ。

将来的にAndroidタブレットを使うにしてもパソコンに戻るにしても、Obsidianがあるというのは安心です。 とりあえずObsidianを立ち上げればいい。 そうすれば「いつもの環境」で文章が書ける。

老人問題

結局、歳をとった、ということです。 歳をとると、便利な機能は要りません。 「いつものツール」が手に馴染んでいる。 それ以上のことは望まない。

何かルールに合わせてフォルダ分けするのが面倒に思えてきます。 Notionみたいにデータの型を考えるのも億劫ですね。 とりあえず書いて、後から全文検索で見つかればいいや、と考えます。

デジタルの利点は検索と複製であって、そこはアナログに真似できない。 デジタルでノートを取るとは「分類しなくていい」だと思う。

PARAシステムとかの分類法は「アナログでは検索できない」という欠点の補完だと思います。 再利用するときに過去のテキストを見つけ出す方便です。 アナログには検索性がない。 その欠点を補うものだから、それをデジタルに適用すると話が崩れます。

分類法は記憶術です。 どこに何があるかを覚えるために「型」を作っておく。 探し出す効率を高める工夫が「分類」にあります。 記憶術なので、これはねえ、歳をとると負担になってくるんです。 朝起きたときでも、メガネの置き場所を探すのに苦労するんだから。 ましてや、ファイルの置き場所なんて覚えておけません。

要するに、DOSのころの運用に戻っています。 ファイラーとエディタを組み合わせる。 そこに全文検索のコマンドを付け加えれば「執筆OS」として完璧です。 それ以上のことは「便利なおまけ」であって、なくても構いません。

ズボラさのエコロジー

いまのところObsidianはそうした要望に応えてくれます。 ファイラーとしての操作もできるし、エディタとしての軽さもあります。 ちょっと見づらいとはいえ、全文検索で過去の記事を探すこともできる。 「執筆OS」として役立っています。

老人はエネルギーが少ない。 文章を書くときは、書くことだけで認知リソースを使い切ってしまいます。 装飾とかはどうでもいいのですよ。 テキストが残れば。 Capacitiesのオブジェクト・タイプは面白いと思うけど、書くときに気にしたいとは思いません。 そこに割けるエネルギーが残ってないのです。

すると、ますます老人として進化する身には「ズボラさ」がポイントになります。 まだ少し頭が回るうちに、頭が回らなくなっても文章が書ける環境を構築しておく。 それも、他人のことではなく、自分自身の身の丈に合ったエコロジーを見つけておく。

本当の意味での「エコ」ですね。 コスパとかじゃなくて、自分への負担を軽減する。 そのための準備は何か。 それが鍵になりそうです。

まとめ

老いる自分のための環境づくり。 それがこのブログでの今後のテーマになるかな。 それは「あなたもいずれは老人」という一大事な訳です。

おつかれさまでした

西田敏行さんが逝去されました。 この年表、ゲシュタルト崩壊する。