Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidian:Zoominでセクションをカードにする

やっと呼び名ができた。

仮見出し

パラグラフに仮見出しをつけて全体の構造を把握する方法。

確かに本を読むとき使いますね。 上の余白に簡単なタイトルを書いていく。 すると、どんなふうに論が展開しているか見て取れます。

これを書くときにも応用すれば、これまで「箱メソッド」と呼んできたものが扱えそう。 こういうのって、マークダウンのほうが向いていると思います。

Zoomin.md

Templaterスクリプトなのでホットキーに登録してお使いください。

<%*
e = app.workspace.activeLeaf.view.editor
p = e.getCursor().line
s = e.getLine(p)
if(s){
  s = "editor:fold-all"
  app.commands.executeCommandById(s)
  s = "editor:move-caret-left"
  app.commands.executeCommandById(s)
}else{
  tp.file.cursor_append(`#### ${tp.date.now("HH:mm")}`)
}
s = "obsidian-zoom:zoom-in"
app.commands.executeCommandById(s)
s = "editor:unfold-all"
app.commands.executeCommandById(s)
%>

使い方

Zoomプラグインがインストールしてあることが条件です。

空行で実行すると、タイムスタンプで見出しを作り、ズームします。 タイムスタンプを仮見出しにする方法です。 もちろん、内容を書いたら、その内容に沿った見出しに付け替えてください。

空行以外で実行するとカーソル行のセクションをズームします。 わざわざ見出しにカーソルを合わせなくていい。 「見出し+内容」をオブジェクトとして扱えます。

セクション

今まで「見出し+内容」のユニットを「箱」とか「カード」とか呼んできましたが、これから「セクション」にしようと思います。

章立てには「部>章>節>項>目」の段差があります。 「第2部第4章第1節」みたいな項目わけをします。 どれも「見出し+内容」の構造を持ち、入れ子状になっている。

ブログでよく使う「見出し+内容」がどのレベルか考えたとき「章」では大きすぎる。 本での「小見出し」に当たるのがブログの区切りだろうと思います。 すると「節」か「項」あたり。 さて、どちらにするか。

「項」にすると、法令の「第3条第2項によると」みたいに箇条書きのリストを思い浮かべてしまう。 あまり見出し付きのイメージではありません。 それに「二項対立」や「三項関係」をよく使うから、これとの混同が起こるのも困る。

それで「節」を採用することにしました。 英語だと section。 正しくは「小節」なので subsection かもしれない。 便宜上「セクション」と表記することにします。

今回のZoominはこの「セクション」をオブジェクト化するわけです。

まとめ

Zoominには一つ欠陥があって、最終行の空行で実行した場合はズームになりません。 Zoomプラグインの仕様で、最終行は対象外となっているからです。

新たなセクションを作る場合は、いったん改行を入れてから、実行してください。