Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

さてTextwellで書き始めよう

しばらくObsidianで書いてきて、その優秀さを堪能しました。 手を入れるごとに成長するツールはそれだけで楽しい。 手段が目的になるのはよく嗜められるけど、いや、手段が目的になる楽しさに勝るものはない。 楽しさは転倒じゃないですか。

自転車をピカピカに磨きあげるのも、有田焼の湯呑み茶碗を選ぶのも、道具を愛でる転倒です。 転倒の中に豊かさがある。 フェティシズムなのです。

Textwell

そんなわけでTextwellも手入れしておきましょう。 Textwellには機動性がある。 立ち上げれば、すぐ書くことができる状態になる。 「ファイル名」なんて野暮がない。 これはメモツールとして欠かせない美徳です。

しかもブラウザを兼ねている。 紙の裏側にネット世界が広がっています。 この絶妙なバランス。 他のエディタにはないですね。

Snap

まずSnapです。 TextwellからObsidianにテキストを保存する。 Obsidianを保管庫にするアクション。 直接書き込むのでObsidianを起動しない。 一瞬で終わります。

ショートカットを呼び出すタイプなので、レシピもインストールしてください。

Import Textwell ActionSnap

Import Shortcut RecipeSnap

ショートカットのSnapはSafariからだとWeb魚拓になります。

読み込み

じゃあ、Obsidianから読み込むのはどうするか。

Textwellが空欄のとき、ファイルブラウザが起動します。 これでObsidianフォルダを開いてください。 ファイルをタップすれば読み込みます。

Textwellの全文消去は、左端から右端へのスワイプです。 ヒストリーに履歴が残るので消しても安心。 ご破算してからSnapを起動する動線でお願いします。

カーソル移動

Textwellからスライドカーソルが無くなったのは痛手です。 カーソル位置の決めにくさはiPadの弱点。 azooKeyのおかげで少しは緩和しますが、まどろっこしい。

ただ二本指でスライドするフリーカーソルは使えます。 上下左右にカーソルが飛び回る。 グッと押さえないと起動しないのが難ですけどね。 ガマンするしかないか。

ペースト

ペーストはazooKey任せになりました。 クリップボード履歴が蓄積するようになったのがすごい。 Textwellで管理する必要がなくなった。

今はリンゴマークをタップするとペースト、長押しするとクリップボード履歴というカスタマイズをして使っています。 慣れると無敵。

キーボードを自作しない場合は、azooKeyアプリの「拡張>カスタムキー」のところ。 ここの「設定する」で、どれかのキーの「アクションを編集する」を「ペースト」にするといいでしょう。 ワンランクアップする使い心地が得られます。

まとめ

実存そのものがフェティシズム