考えたら邪道なことばかりしてきて、そもそもTextwellとは何をするアプリなのか、という基本を書いてませんでした。基本は大事です。
しばらく、Textwellの基本機能について考えてみたいと思います。
CalMemo
iOSの標準アプリをサポートする。Textwellにはそうした側面があります。たとえばカレンダー。スケジュールを書くにも、文字入力までがまどろっこしい。
そこでTextwellで下書きしてからカレンダーに転送します。
使い方
まずTextwellに下書きを書いてください。それからアクションを起動。すると一行めをタイトル、全文をメモに書き込みます。書き込んだ時刻も記録されます。
範囲選択している場合は、その部分をカレンダーに登録します。普通の予定を入れたりする場合ですね。転送した部分は自動で消去されます。
Textwellに何も書いていないときはカレンダー・アプリが起動するようにしました。
テクスト保管庫?
カレンダーのメモは「すべてのメモを表示」を選ぶと、他のアプリに転送することができます。Textwellにも戻せる。
じゃあ、カレンダーって保管庫? そう、カレンダーってテクストを保存する場所になるんです。しかもデバイス間で同期する。全文検索もできる。おやおや、死角なし。
これはそのままデイリーノートとして使えるんじゃないでしょうか。
日本語的オブジェクト指向
「テクストをカレンダーに書き込む」。「なにを」「どうする」の順序で操作が進むのがTextwellの特徴です。日本語の語順ですね。
アプリは基本的に「どうする」という動詞です。カレンダーはカレンダーをする。リマインダーはリマインダーをする。縦割り行政のように強固で、融通が利かない。
そこを「テクスト」から始める。まず「文字」がある。「文字」が自ら「どうしてほしいか」を語り出す。これをアクションで拾います。
なのでTextwellは「どうする」を持たないアプリなのです。動詞を保留状態にしたまま、先に文字入力を済ませる。他のアプリとは異なる話法を要請する。「どうする」は「アクション」と呼ばれ、後から実行する形式になっています。
まとめ
うーん、また邪道なアクションを作ってしまった。