Logseqは保管庫ではない。
Logseq
普段書きはTextwell。「書く」に特化した環境が構築できる。というか、構築しちゃったから他のでは書けないですね。下書きはFocusアクションを使っているのですが、やっぱりスライドカーソルがないとリズムが生まれてこないです。書くという動作は文字を打つだけではない。リズムがないと。
保管庫としてはObsidianのほうに理があります。ただ、Obsidianでは保管だけになってしまう。同じテキストエディタだから、書くときはTextwellに戻すほうが便利。だとすると、Logseqを使うのは「アウトライナーだから」という側面が大事に思います。ローカルで動くアウトライナーならではの使い方をしたい。
ショートカット
上記アクションにはショートカットが介在します。Logseqを起動するのではなく、Logseqのフォルダにmdファイルを保存する形式。なので一瞬で終わります。「一瞬」と言ってもショートカットが起動する時間は入りますが、まあ、短めです。保存に成功したらTextwellに戻ってきます。書くことが中断されない。
このレシピは「ローカルのLogseqフォルダに保存するタイプ」です。iCloudを使われる場合はレシピ内の保存先を変更してください。「pages」のところをタップして置き換えるだけで設定できます。
https://www.icloud.com/shortcuts/6235ca2e9e94472382f0f65ec2c965ca
使い方
いわゆる「カード形式」で保存します。Textwellで段落を空行で区切ると、Logseqでは段落の一行目を親ブロック、二行目以降を子ブロックに割り振りします。この形式にすると、アウトライナーに移したときブロックの移動がしやすい。
Textwellにテクストがない場合は、Logseqのファイルを読み込むモードになります。アウトライナーの形式で書かれているものを「カード形式」に変換して読み込みます。つまり、保存前の状態になるように読み込む。とりあえず、そういうイメージです。
思考は鼎談である
心にはサルとイヌとネコが住んでいる。サルはいろいろしがみつくし、イヌはわんわん吠えるし、ネコはいつもマイペース。その三者のあいだの鼎談が「思考」ではないだろうか。「対話」と呼べるほどの筋が通っていない。ダイアログではない。ときどき茶々が入る。ふらふらしていて中心がない。井戸端会議っぽい。
なので、Textwellで「それ」を書いているとどんどん話がずれていく。飛躍が入るし、唐突な話題が乱入してくる。それは「鼎談」だと考えると納得いくことで、そのまま書き留めるしかない。ただ、それをそのまま表に出してもわかりづらいだけだろう。自分で読み直してみても意味が取れなかったりするから(いま書いていても、なぜサルとイヌとネコなのか理由がわからない)。
アウトライナーは、その三者の立場それぞれを取り出すためのツールである。サルにはサルの、イヌにはイヌの言い分がある。もちろん、ネコにもある。「思考」には三本の糸があり、絡まり合っているから分かりにくい。でも一本ずつには筋がある。サルはサルなりに、イヌはイヌなりの成長をしている。もっとも、ネコだけはマイペースなままかもしれないけれど。
Logseqでその糸を解きほぐせたらいいなあと思います。
まとめ
TextwellとLogseqで双方向転送ができるようになりました。Logseqは、保管されたものを材料にして、さらに別のページを作り上げるツール。素材を聞き取る場にTextwellがなるのかどうかに掛かっていそう。