新規作成でちょっと困る。
ノートコンポーザー
やっぱり「箱」ですね。 Obsidianは「Markdownエディタ」ではありません。 ましてやテキスト・エディタでもない。
テキスト・エディタなら.txtファイルを開くはず。
でもそうしない。
頑なに.mdファイルにこだわっている。
だから、他のエディタと比較する意味がありません。
しかも.mdを開くからといってMarkdownエディタでもない。
Markdownを借りているけど実質はorg-modeです。
テキストを構造化するための方便になっています。
とくにノートコンポーザーを使うと実感する。 開発チームはこれをやりたかったんだろうなあ、と。 「見出し+内容」がノートになる。 ノートが他のノートの「見出し+内容」になる。 この相互交換、融通無碍がObsidianを唯一無二にしています。
この感触は「箱」そのもの。 ボックス・エディタと呼ぶべきだろうか。
箱に中身を入れて「ワレモノ」とマジックで書く。 輪郭のない、ふにゃふにゃしたものであっても 「名前」を与えると操作可能なオブジェクトに変容します。 「箱」として運んだり片付けたりできる。 場合によっては忘れてしまえる。
精神分析家のビオンが名付けた「コンテナ」が思い浮かびます。 ネガティブ・ケイパビリティの人ですね。 曖昧なままでも、心の中に「箱」を作り抱えておける。
抽出
そんな便利なノートコンポーザーですが iPadだと壁が立ち塞がります。
「この見出しで抽出」を実行すると、 こんなふうに見出し名を含むファイルを列挙してくる。 連結モードになってしまいます。 パソコンなら「cmd + Enter」でノートを新規作成できるけど、 iPadにcmdキーはない。 ここで手詰まりになります。
とりあえずの解決策は、見出しの後ろに数字をつけたり 「ー」を並べたり。 従来のファイルになさそうなファイル名を指定することだけど、 今度は「抽出ーー」みたいなノートがたくさんできて見づらくなる。
ではどうするか
Auto Filenameプラグインを使います。
Import Obsidian: Auto Filename
これはノートの一行目をファイル名にする。 プロパティがあるときはプロパティを飛ばして一行目を設定してくれます。 もし一行目が見出しの場合は、見出し記法を取り除いてファイル名にするので ノートコンポーザーと相性がいい。
なので抽出のとき「ー」をつけても、 本来のファイル名に戻してくれます。 何も考えなくていい。 頑張らない。 それが一番大事。
まとめ
ノートコンポーザーはまだ試行錯誤の段階。 極めたら「箱の呼吸」が身につきそう。