Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

バレットジャーナル再考

白いプリンター用紙に青いマーカーの写真 – Unsplashの無料仕事写真

先に言うと、バレットジャーナルは挫折しています。 うまく活用できなかった。 マンスリーログに転記するとか忘れてしまう。

ただ考え方は好きなので、使えるところは利用している感じ。 そこあたりの現状をちょっと考えてみたいと思います。

手帳に書く

いつもiPadを使っているわけではありません。 カバンに入れているのはB6サイズの紙の手帳です。 この数年は高橋書店のフェルテ7を使っています。

見開きに一週間が収まっているスケジュール帳で、曜日ごとに縦割りに配置されています。 1時間ごとが罫線になっていますが、この時刻は無視しています。 縦割りを選んだのは箇条書きがたくさん書けるからです。

バレットキー

思いついたことを箇条書きしていく。 アイデアもあれば約束事もあり、その合間にタスクもあります。 とりあえず区別せずにずらずら並べていく。

その中で「今日できること」にボックスをつけます。 人に会う約束とか電話番号とかですね。 その日のうちに済ませることをまず探す。 「すぐできないこと」はどう頑張ってもできない。 それが原則。 そこに労力は割きません。

タスクが完了したらボックスを塗りつぶします。 手をつけたものの完了しなかったらボックスに/を入れます。 まだ終わってない印ですね。 その日できそうになければボックスにを書き入れます。 そして、別のできそうな日に転記する。 使っているバレットキーはこれくらい。

できないこと

「今日できないこと」の中には「すべきこと」もあります。 すべきなのにできない。 困りますね。 これは分析が必要になります。 なぜできないのか。

まず他人がすべきことで、自分では何もできない場合。 それは相手に任せておくしかありません。 他人をコントロールしようというのなら傲慢です。 守備範囲を超えている。 It's not your business.

もし共同で仕事をしているのなら、声掛けはできます。 自分では何ができないかを示し、相手に仕事を頼むこと。 頼んだ仕事の進捗状況を尋ねること。 頼むことと尋ねること。 この二つは「自分のできること」です。 これをタスクとしてリストにする。

次に、自分の能力を超えているからできない場合。 それは身の丈に合っていません。 正直に「無理です」と断りましょう。 諦めるのも断るのも「自分のできること」です。 適任の人を探してもらう。 漫画のうまい人とか。 これもタスクにできます。

最後に、タスクが実はプロジェクトである場合。 「すごいイベントを企画する」みたいな話はできません。 それは目標であり、プロジェクトです。 タスクは「具体的にイメージできる行動」です。 そのレベルになるように書き換えてみる。

そもそも「すごい」が何かわからない。 他のところのイベントを調べてみるとか、社内でアンケートをとってみるとか、準備が必要です。 そうした具体的な行動が「今できること」です。

iPadに移せるか

こうした手帳で行っているバレットジャーナル(BuJo)をデジタル化できるでしょうか。 ここあたりでつまずくんですよね。 今うまくいっているなら、別に移行しなくていいんじゃないか、と。

そもそもデジタル化するメリットはあるのだろうか。 デジタルの利点は二つです。 コピーと検索。 デジタルな情報は劣化無しにコピーできるし、瞬時にキーワードを検索できます。 反対に言えば、その必要性がなければデジタル化は手間です。

BuJoにコピーは必要か、検索は必要か。 あればあったで便利だろうけど、積極的に活用する場面が思い浮かばない。 何度もタスクを手書きすることは、無駄ではなく、タスクと向き合うための行為です。 コピーで済ませることではない。 そちらは要らないと思います。

検索ですよねえ。 前に屋根の修理を頼んだ大工さんの電話番号を調べるとき。 検索があると便利かな。 でもスマホの履歴にも残るから、それを連絡帳に入れれば済む。 行動の中でデジタル化しやすいポイントがあって、そのときにデジタル化すれば良かったりする。 BuJoの段階でやらなくてもいい。

やらなくて済むことはしない。 これもタスクを考える基本ポイントと思うので、躊躇してしまう。

まとめ

できないことはできない。 しなくて済むならしない。 すべきことに絞る。