先送りと保留の違いが話題になっているので考えました。
たぶん「判断」の有無ですね。 先送りは、判断したいけれど判断できない。 保留は、今は判断すべきでないと判断している。 判断できるのに判断しないのは先延ばし。
保留は現象学でいう「エポケー」のことだから、 先送りは結果として「しばらく考えない」けど、 保留が要請するのは「しばらく様子を見る」じゃないかな。
先延ばしの場合はなんでしょう? 注視する?
dataview
さて、dataviewが面白くなってきました。 表を取り出すことができる。 そんなけったいなものとは思ってなかった。 役に立つかどうかは今は保留。 もう少し実験を重ね、その可能性の中心を見てみたい。
基本形
Inboxフォルダにあるファイルの履歴を表にします。 七日分。
```dataviewjs
d = dv.pages('"Inbox"').file
.where(x => (dv.date("today") - x.mday <= dv.duration("7days")))
.sort(x => x.mday, "desc")
.map(x => [x.link, x.cday, x.mday])
dv.table(["リンク", "作成日", "修正日"], d)
const e = dv.el("button", "copy")
e.onclick = function(){
new Notice("copy")
s = dv.markdownTable(["リンク", "作成日", "修正日"], d)
navigator.clipboard.writeText(s)
}
```
このスクリプトを文中に埋め込みます。
表示結果
リーディングビューにすると下記のように表示します。
「コピー」を押せばリンク付きの表がクリップボードに保存される。 それを貼りつけて結果を残すことができます。 記録として意味があるんじゃないかな。
タスクリスト
先送りしたタスクをチェックしてみましょう。
```dataviewjs
d = dv.pages('').file.tasks
.where(x => !x.completed)
dv.taskList(d)
const e = dv.el("button", "copy")
e.onclick = function(){
new Notice("copy")
s = dv.markdownTaskList(d)
navigator.clipboard.writeText(s)
}
```
これも「現在」を記録するMarkdownにできる。
スナップショット
dataviewは動的に変化するモノです。 ダイナミック。 それは利点ではあるけれど、他のシステムに移行できない足枷にもなります。
「copy」はその難点を回避するための手段です。 いわばスナップショットを撮るようなもの。 動的なものを静的なオブジェクトに変換します。
まとめ
Templaterはアクションだけど、dataviewはWebアプリ。