アプリ単体で見て「使えるかどうか」論じても仕方ない。 とくにiPadは「アプリの組み合わせ」で書き心地が変わってくる。 生態系で考える視点が必要に思います。
DraftPad
「生態系」の中心になるのはエディタです。
何が書きたいかは書いてみないとわからない。 書いた文章を読むことで何が書きたいかがわかる。 これが「書くこと」の不思議なところですね。
下書きでは気が散らないことが重要。 これについてはDraftPadを推したい。 「書くこと」以外に何もできないからです。
azooKey
次に重要なのがキーボード。 純正キーボードは画面を占領するので書きにくい。
キーボードは鍵盤楽器です。 アコーディオンとタイプライターの遭遇。 「速い入力にならないよう、わざと打ちにくい配列になっている」という俗説は真理かもしれません。 いい配列は打鍵からリズムが生まれるようにできています。
ギミック
保存したいなら「共有」から Snap。 Obsidianを保管庫にしましょう。
行の選択は二本指のダブルタップ。 長押しするとドラッグ&ドロップできます。 ブロック・エディタの萌芽がDraftPadにある。
二本指で長押しするとフリーカーソルになる。 三本指だと「取り消す/やり直す」。 OSのギミックがそのまま使えます。
PDF化
印刷したいならPDFizer。 Markdownプレビューにもなります。
機能拡張はショートカットに一任できる。 欲しい機能を付け足していく。 範囲選択していると、そこだけが「共有」の対象になります。
まとめ
DraftPadとazooKeyを基盤に据える。 そこからObsidianに連携していく。 ノートとペンとバインダー。 これを基本モジュールにすると生態系は組みやすい。
もちろん、他のアプリの組み合わせでも構いません。 中心を作らないメソッドもあるかもしれない。 iPadは制限も多いので、アプリ単体で評価しないことです。