Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

ObsidianでchatGPTに質問してみよう

「質問する技術」がポイントかな。

Text Generator

バージョンアップして「GPT3.5 Turbo」が選べるようになりました。 「ターボ」と付くと強そうに感じるのはスト2世代。

準備

コミュニティプラグインでText Generatorをインストール。

設定にまずAPIキーを入れます。 OpenAIの下記ページにアクセスし「Create new secret key」をタップすると生成します。

https://beta.openai.com/account/api-keys

Text Generatorの設定でModelを「gpt-3.5-turbo」にする。

モバイルツールバーに「Text Generator: Generate Text!」を追加すれば準備はOK。

使い方

Obsidianのエディタに質問を書いて改行。 ツールバーで「Text Generator: Generate Text!」のボタンをタップすれば数秒後に回答が現れます。

続けて質問を書くと、文脈を保持したまま対話を続けることができます。

SlidesGPT

GPTつながりで、もういっぽん。

プレゼン用のスライドを作るサービスも出てました。 テーマを書くと、それに答えるスライドが生成される。 いかにもそれっぽい箇条書きと写真が散りばめられます。

「日本語で」と書けば日本語になります。 パワポやPDFに出力できる。 これさえあれば、どんなネタでもすぐスライドは用意できそう。

質問する技術

今までの技術革新を見ていると「これからの未来はこれだ」と言われたものが日本で普及した試しがない。 対話型AIもそうしたプロダクトのように思う。

なぜかというと「何を尋ねたいか」を明確にする必要があるからです。 こういうのって一般に普及しにくい。 「わからないこと」と向き合う技術を培っていないから。

とくに日本の教育は「子どもを欧米化すること」に特化しています。 日本語というOSの上で欧米というアプリが走るためのエミュレータを噛ませる。 ギャップを埋めるために、英会話をさせメートル法で考えるようにするのが目的です。 和魂洋才。 そこに「わからない」を持ち込むことはできない。 この文化的制約下では対話型AIを使いこなす素地は育ちません。 「わかりません」と言うと先生に怒られます。

ただ「パワポを作る」といった用途は普及しそうだなと思いました。 「Excelのセルを埋める」もそうですね。 これは「質問する技術」を要求しないからです。 「パワポ」を使うのは「質問されない」が目的でしょう。 その場で対話を発展させようという意図はありません。 その反対です。 「パワポ」は「命令する技術」です。

すでに決まったことを上意下達で共有する。 枠組みへの質問は封じ込まれ、枠組みの細かな運用についてしか議論できない。 こういう用途の方が今後発展していきそう。

まとめ

だから、個人で使うときには面白く使いたい。