Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

azooKeyにヘミングウェイ・モードを実装しました

ウェーイ。

ヘミングウェイ・モード

雑誌を読んでいたらapostropheが紹介されていました。 Linux系のMarkdownエディタです。 このエディタに「ヘミングウェイ・モード」というのがある。 執筆中に削除キーが使えず、ひたすら書き続けるらしい。 おお、なんという発想だ。

たしかに削除するから時間がかかる。 誤変換があっても、助詞を書き間違えても、 そのまま書くしかなければ、 そりゃあ、文章も長くなっていくだろう。 さすが文豪ヘミングウェイ。 やることが違うぜ。

それで真似してみることにしました。

設定

azooKey - 自由自在なキーボードアプリ 1.9.3
分類: ユーティリティ,仕事効率化
価格: 無料 (敬太 三輪)

azooKeyに下記ファイルを読み込んでください。

特徴

削除キーがありません。 他の配列に切り替えるボタンもありません。 空白キーもありません。 書き続けるしかありません。 ゴーイングマイ・ウェイ

箇条書き記法

書き間違えが怖いので、 句や文を確定するごとに改行するようになります。 削除が使えないので、 書き間違えたら行を改め、 新たに書き直す。 自然と箇条書きになる。 書き間違えた分も残るけど、 読み返すと思考のプロセスが追えて便利かな。

誤変換のまま書き続けるのも悪くない。 アイデアを捕まえ損なうことがありません。 意味が取れれば下書きの段階はそれでいい。 漢字の修正に時間を取らない。 そもそもその文章を採用するかどうかわからない。 採用を決めてから訂正すればいい。

それと英字キーボードを封印したのもいい。 カタカナで打ち込んでいく。 記号も打てません。 下書きで使わない。 そう決めてしまえば書くスピードもアップします。 清書のとき、一括置換で対処しましょう。

清書

清書は削除キー付きの配列にします。 上段余白を長押しすると他の配列に切り替わります。 カットで代用できるか試したけど、いろいろムリでした。

あと、Textwellでpushが役に立ちました。 行単位で削除するアクションです。 ヘミングウェイだと、書き間違いが残るので、 それを掃除していく感じです。

ヘミングウェイ

ヘミングウェイは毎朝かならず早く起き、 立った姿勢のまま、紙に小説を書き続けたそうです。 アイデアが固まってきたら、 タイプライターで清書しました。

紙に削除キーはありません。 考えてみたら当たり前のことです。 紙は書き続けるしかない。 別の表現を思いついたら、それも書く。 どちらにするかはあとで決める。 書いている最中にする作業ではありません。

なるほど、理にかなっている。 文章に飛躍があって構わない。 出てくるアイデアをいちいち評価していては、 書き綴るリズムが止まってしまう。 それは悪手だからなあ。

まとめ

とはいえ、 訂正できないとムズがゆい。