Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidian:禅々モードに入門する

ここのところの改造をひとまとめにしました。

zenzen.md

前回書いた禅々モードをワンボタンで実現します。

<%*
s = "obsidian-minimal-settings:toggle-minimal-focus-mode"
app.commands.executeCommandById(s)
s = "typewriter-mode:isPluginActivated"
app.commands.executeCommandById(s)
s = ".app-container .status-bar{display: flex;}.mobile-toolbar{display:none;}"
d = document.getElementById("Zenzen")
if(d){
  new Notice("Zenzen off")
  d.remove()
}else{
  new Notice("Zenzen on")
  e = document.createElement("style")
  e.id = "Zenzen"
  document.body.appendChild(e).innerHTML = s
}
%>

Minimal Theme Settings のフォーカスモードと、Typewriter Mode のタイプライターとを呼び出してからステータスバーを表示します。

使い方

普通だと上図のようなのが:

こうなる。

ホットキーに「Templater: Insert zenzen.md」を登録すると、一気に禅々モードに移行する。 突然視界が広がった感じになります。

もちろん、MInimalテーマじゃないといけないし、Minimmal Theme SettingsとTypewriter Modeのプラグインが入っていることが前提です。 あ、Templaterプラグインも必要。

単に示す

それにしても書きやすい。

今回テキストを書くときと、ページを管理するときとで表示モードを切り替えるようにしましたが、これはいい。 書くのと管理とでは脳の使う部分が違う。

書くときは自分に集中します。 浮かんでくる言葉を拾い集める。 そんな感じですね。 そのときは邪魔になる刺激は少ないのがいい。 今書いている行と向き合う。 タイプライターの仕組みは書くことを拡大してくれます。

それに対し、ページを管理するとき。 他のファイルからコピペで貼り付けるにタイプライターは不向きです。 カーソルで範囲を選ぶにしても、テキストは動かないでほしい。 どのファイルを扱っているのかをタブで表示してほしい。

わがままですね。 でも、この切り替えがはっきりすると作業がしやすい。 随筆段階にあるならタイプライター、編集段階ならタブやメニューの見える方がいい。

禅もまた禅だけでは生きていけません。 座っているだけだったらそのまま餓死してしまいます。 食事もしないといけないし、作務をしないといけない。 そうした日常の作業も含めて「禅」になります。

そこに筋が通っている。 モードを切り替えながらモードレスである。 複雑な現実を生きながら、一瞬一瞬は単的。 シンプルさを保つから「単に示す」で「禅」なわけです。

まとめ

「白紙」が即今目前にある。 それが連想の余白を生み出す。