今週の振り返りとなると南海トラフ地震。 初めての巨大地震注意なので戸惑ってます。
携帯ラジオ
地震の予測といえば株にお金を注ぎ込むくらい当たらないと思うけど、注意に越したことはありません。 ポリタンクに水を入れてLEDヘッドライトの電池を交換。 ビスコの賞味期限を確認し、これでいつ来てものところで、そっか、情報収集を考えてなかった。
まずライフラインが遮断されて困るのは通信関係です。 電話が使えなくなる。 スマホもすぐ充電が切れるでしょう。 テレビももちろん映らない。
そんなとき頼みの綱になるのはラジオ。 電気屋さんでいろいろ見て回りました。
マッピング・ラジオ
もはやラジオは単体では売れないのだろうな。 十徳ナイフみたいに他のツールとのコンボを目指しています。 手回し充電とか、LEDライト付きとか。 USBでスマホを充電できるタイプもあるし、ボタンが蓄光で闇でも光る。 いずれも災害時を想定した作りをしてますね。
見ていると「足し算」になってしまうので、本当に災害時に必要なものを考えてみました。 引き算を考える。 電話が繋がらない、電気も来ない。 そうした状況で、なぜラジオを聴くのだろうか。 本当に必要なことだけを押さえ、あとは捨てる。
たぶんそのとき聴きたいのは「自分がどんな立ち位置にあるか」です。 被害を受けたのは近辺だけか、それとも広範囲なのか。 救援活動は始まっているのか、これに乗じてパプア=ニューギニア島が攻めてきてないか。 停電は一時的なのか、発電所自体が沈んでしまったか。 見えないところで何が起こっているかの情報が知りたい。
これもマッピングです。 自分自身を全体の中にマッピングしたい。 それが災害時の「情報収集」だろうと思いました。 自己を俯瞰化するためのツール。
400時間
そこで選んだのがエルパのER-P80です。 「電池持続400時間」が決め手でした。
ほかのラジオは100時間台です。 お店のポップには「280時間」とあり、どちらが本当か嘘くさいけど、まあ、長いのでしょう。 長さは命。 よく読むと「イヤホン使用時」とありますが、もし400時間持つなら2週間はつけっぱなしにできます。
乾電池が単3なのも好印象。 小さい軽量ラジオは単4が多く、手回しだと単2が標準。 単3ならエネループがあるので、他の電子機器から拝借すれば延命できます。 いざとなれば近所のコンビニを襲撃するだけ。 まあ、その頃はモヒカン族の根城でしょうが、わが一子相伝の殺人拳でそこはなんとか乗り切るとする。 電池を手に入れるのも命懸けです。 それを考えると1分でも長持ちするラジオが望まれます。
実際に手に入れてみると、古いトランジスタラジオを思い出します。 チューニングは完全にアナログ。 指で微妙な調整が必要です。 音声もFMさえモノラルになっています。 最近テザリングでインターネットしているので「ラジオで音楽が聴けたらいいな」と思ってましたが、そういう用途ではありません。 緊急放送用と割り切る必要があります。
重量は軽いです。 電池を省いて72g。 胸ポケットに入れても重さを感じません。 これなら避難しながら「さらに大型台風も接近しています」となっても対応できます。
「防災用」を謳っていますが「防災」って災害が起きてからも言えるものだろうか。 災害を防いでいるわけじゃないんだし「災害用」なんじゃないか。 それとも持っているだけで災害が起こる確率を下げたり生存率を上げたりするのだろうか。
そういえば「逃げ若」を見始めたのですが面白いですね。 北条時行を主人公に据えるなんて着眼点がいい。 そもそも北条政子は源政子と名乗らなかったんだから、何を夫婦別姓とか議論してるんだろう。 とか、話がどんどんズレていく。
まとめ
トラフって「日本海溝」のことだと思ってたら、海溝より浅い地形を指していたんですね。 知らなかった。