Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidianのステノノートを表形式で作ってみた

テーブルでいけるんじゃない?

テーブルの流用

コーネル式ノートを考えたとき「表を使う手もあるんじゃないか」と思ったので、その考察と実験。 つまり、テーブルに書いてしまおうという作戦です。

一列の表で書いていく。 注釈が必要になってから、表の「+」で列を追加。 改行で行の更新をする。 どんどん書き足していくだけ。

表操作系のコマンドも流用できます。 行の入れ替えもしやすい。

ステノノート

Style Settingsプラグインの「Table」で見掛けをカスタマイズできます。 箇条書きだと右側に余白があくので、そこを有効利用する感じ。

エクセルをメモ帳代わりに使う人って時々見かけます。 たぶん行単位での操作がしやすいからでしょう。 アウトライナーに近い。

しかもアウトライナーにない利点として横方向に展開できます。 x軸だけでなくy軸もある。 言葉はリニアな構造をしていますが、人間の思考は二次元で構成される。 平面に拡散していく。 以前書いた「ステノノート」はこの次元を捉える狙いなのでしょう。

マインドマップやマンダラートでもいいんですが、あれだと要約しにくい。 x軸はx軸でリニアであり、y軸はy軸でリニア。 その思考形態にスプレッドシートが合っている。

y軸も付け加えることは、時間差でノートを読み直すことです。 そこに新しい視点が関与する余地が生まれる。 紙のノートにはそうしたアフォーダンスが組み込まれているけれど、デジタルはプログラミングツールとして発達したため、シーケンシャルに縛られている。 アルゴリズムが明確になることを「善」としているから。

テーブルを組み込めば、その構造を揺らせるんじゃないかな。

disTable.md

Templaterスクリプトで表の1列目だけ残します。

<%*
s = tp.file.content
s = s.replace(/^\| *(.*?) *\|.*$/mg, "$1")
s = s.replace(/^[ -:]+$/mg, "")
e = app.workspace.activeLeaf.view.editor
e.setValue(s)
%>

注釈は復活しないのでご注意ください。

まとめ

テーブルを使えばステノノートを実現できる。 表にメモ書きして、見直すときにキーワードを抽出。 最後にまとめを書けば、そのままコーネル式ノート。