Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

iPadの音声コントロールを会得する(カスタム編)

これがやりたかった。

音声コントロール

iPhoneiPadを音声で操ることができます。 「ジェスチャーでできるのに?」と思われるでしょうが、そこに留まらない。 もう一歩先に可能性の兆しがあるんです。

ショートカット

音声コントロールには「カスタム」という項目がある。 つまり自分でコマンドを作ることができます。 その中で自由度が高いのがショートカットの呼び出し。 この間作ったレシピのVoiceLogに名前を与え召喚してみましょう。

設定アプリの「アクセシビリティ>音声コントロール>コマンドをカスタマイズ>カスタム」にある「新規コマンドを作成...」。 設定の深いところにありますが、これが今回の鍵になります。 これで音声コマンドの追加ができます。

「語句」に呼び出すためのコマンドを書きます。 漢字表記でも通じますが、識別しやすいようにひらがなやカタカナを使いましょう。 「ボイスログ」としておきます。 コマンド名は四文字以上じゃないと登録できないようです。

「アクション」を開いて「ショートカットを実行」。 すると登録済みのレシピが並ぶので「VoiceLog」を選択し、ひとつ戻って「保存」で完了。 簡単でしょ?

これで「ボイスログ」と唱えると VoiceLog が起動します。 それも他のアプリを実行している最中でも使える。 ロック画面からでも呼び出せるようになります。

さらにショートカットの「Appを開く」を使えば、アプリ名では呼び出せなかったアプリも音声で起動できるようになります。 ホーム画面に戻らなくて済みます。

今までショートカットでこんな使い方はできませんでした。 「ドラパー」でDraftPadを開いたりできる。 これが面白いんですよ。

コマンドの記録

そして今研究中なのが「コマンドの記録」。

いわゆるマクロですね。 コンボ技が作れます。 「コマンドの記録開始」で始め「コマンドの記録停止」で閉じる。 その間の操作を記録することができます。

たとえばObsidianのカーソル行をDraftPadに転送する方法。

「コマンドの記録開始」と唱えてから「行選択、それをコピー、ドラパー、それをペースト、コマンドの記録停止」の順に音声入力します。 記録画面が立ち上がるので「語句」に「ドラパーにペースト」と名付ければ完成。

以降「ドラパーにペースト」と唱えるたびに一連の操作を起動できます。

コマンドの記録に使えるのは音声コントロールのみです。 ジェスチャー自体は登録できない。 その代わりジェスチャーには対応する音声コマンドが用意されています。 「右にスワイプ」とか「三行上に移動」とか「改行を入力」とか。 ここあたりを駆使して、パターン化した操作を音声コマンドにできます。

まとめ

長くするほど「詠唱」気分を味わえます。