Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

iPadの音声コントロールを会得する(入門編)

まるで魔法みたい。

音声コントロール

アクセシビリティにある「音声コントロール」。 最近これを調べていますが「声」でiPadの操作が完結します。 「ブレードランナー」で写真の解析をするシーンがあったけど、あれを彷彿とさせる感じで、普通に使う分にも重宝しそう。

なんというか宝の山。 マクロっぽいことを組み込むこともできる。 iPadを「パソコンの延長」と見ていたら間違い。 これはきっとなにか別のデバイスなのです。

コマンドモード

三つのモードがありますね。 コマンドモード、音声入力モード、スリープ。 一時停止が「スリープ」で、その間は音声を受け付けません。 「スリープ解除」でコントロールがONになります。

「コマンドモード」と話しかければコマンドモードに切り替わります。 このモードが強力というか、とても深い。 なので、まず「コマンドモード」の説明をします。

基本ナビゲーション

「ホームに移動」と唱えるとホーム画面が開きます。 最初はこれに感動しました。 ジェスチャーなしでもホーム画面に戻れる。 「アップスイッチャーを開く」も便利。 ジェスチャーはミスタップの原因になってたので助かります。

次は「スクリーンショットをとる」ですね。 ブログに貼りつけるスクショ、今まではボタン押しとかしてたのですが、複雑な操作中だと指が届かない。 「痛みは波紋で和らげるンだ」と言いながら一生懸命伸ばしてた。 それが不要になります。

そして「スポットライトを開く」。 はい、ホーム画面でなくてもスポットライトが開きます。 Obsidianで文章を書いてる途中でも検索できる。 さらにスポットライトを経由しなくても「語句をウェブ検索」と唱えればSafariが起動し、検索結果を表示します。

番号を表示

もう少し複雑な場合は番号でおこないます。 「番号を表示」と唱えると、タップ可能な領域に数字が付加されます。 「3をタップ」と言えば「3」の項目が起動します。 マルチタスクが「1」なので「1をタップ」から「閉じるをタップ」でアプリ終了できます。

「数字を表示」以外にも「名前を表示」や「グリッドを表示」もあります。 「名前を表示」の名前は非表示でも対応する上にアプリ名にも対応。 「カレンダーを開く」と唱えるとカレンダーが開きます。 英語名のアプリは…発音かなあ、開きませんでした。

ジェスチャーも音声で行えるので、Obsidianで「右へスワイプ」や「下にスクロール」の操作ができます。 そしてエディタならではの「段落選択」などできるのですが、それは多いので後日まとめます。

コマンド表示

ということでコマンドがいっぱい。 全部覚えるなんて無理。 そこで使うのが「コマンド表示」。 音声コントロールで使えるコマンドのリストが開きます。

文脈に応じて使えるコマンドは「なんと言えばいいか教えて」と唱えます。 すると今使えそうなコマンドのリストが開く。 まあ、わざわざ音声でなくてもできそうなことも表示されるのですが、手が塞がってるとか、料理中で油まみれの場合は有益かもしれない。

コマンドをキャンセルするには「戻る」と呟きます。

まとめ

入門とすればここあたり。 編集で使えるコマンドも揃っていて、次の機会に取り上げてみます。