Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

azooKey:速記入力でユーザ辞書を育てる

速記入力と言うのは「警察」を「ks」と書いたりすること。

速記入力

漢字は画数が多いので、頭文字で代用する方法です。 手帳にはそうした書き方をしているんですけど、iPadもそれでいいんじゃないか。 そんな気がしてきました。

これの利点は覚えなくていいこと。 例えば「速記」なら「速」の始まりのsと「記」のkを組み合わせる。 読みがそのまま速記記号になるので簡単。 タイプ数も大幅に減る。

しかもazooKeyのライブ変換にも使えるみたいです。

登録の仕方

登録したい漢字を選択するだけ。 ポップアップメニューの「ユーザ辞書」か「Learn...」を選び「よみ」に速記記号を入れて保存。 これを繰り返せば辞書が育ちます。

もちろん「ポップアップメニュー」を「pm」にするとか、外来語を対象にしてもいい。 「よくこの言葉は使うなあ」と思えば即登録。 手数が減るだけでなく、打ち間違いの確率も減少します。 アルファベット二つと決めておきましょう。

ユーザ辞書は「保存」を押さなくて構いません。 改行キーで登録になります。

速記記号

同じ「よみ」にたくさんの漢字が登録されそうな気がするのですが、そうならない。 機械的に登録すれば「同音異義語」は増えると思います。 ところが「常用する言葉」に限定すると、同音になる言葉は少ない。 無意識的に避けているのかもしれない。

日常生活で使うとき、同音だと聞き手を混乱させるので、音の違う同義語で語り分けしている。 あるいは思考自体が「音」でできていて、そこに同音異義語が入ってくると自分でも判断しにくくなる。 そこあたりかな。 思考は口語の内在化である。 決して考えるとき「文字」を思い浮かべていない。 それが理由のような気がします。

そして速記記号はキーボードを「音」に変えてしまう。

(音の聞こえない人は手話で代用する? 思考は対話と思うし)

まとめ

とはいえ「速記記号」を一気に「skkg」と打つと、途中に「っ」が入ってしまって、思った変換にならないんだけどね。 分けて確定が必要。

追記

そうそう、iOSは「よみ」にアルファベットを受け付けてくれるので速記入力ができますが、対応してないIMEも多いですよね。 「そき」のように平仮名での登録を勧めているのも見かけます。 ワープロのときの考え方だろうなあ。

アルファベットが使えると、定型文を「qk」のように「q」始まりにできます。 日本語入力で「q」は使わない子音なので活用しやすい。 標準キーボードで句読点が打ちにくかった頃は「。」を「qz」に割り当てたりしてました。