Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

箇条書き記法は思考地図を描くのに便利である

書き方の書き方。

箇条書き記法

文章を書くのは難しいが、箇条書きなら書きやすい。 それなら箇条書きを叩き台にすればいい。 ポンポン叩いていく。 その手順を考えてみました。

要約を書く

箇条書きと言いながら、要約から始めます。 「もう書き上がった」と自分に催眠術を掛けます。 「いやあ、大変だった。 さて、ちょっと要約にまとめてみよう。」

そういう満足感とともに「要約」を書きます。 未来の先取りですね。

たとえば 「箇条書き記法は思考地図を描くのに便利です」と書いてみる。 ピッタリ来なかったら、ピッタリ来る要約を考えます。 自分で読みたいかどうか。 要約を読んで「どういうこと?」と気になるかどうか。 そういうのも考えながら。

日頃からLifeLogに「要約」を貯めておくといいでしょう。 アイデアの種になります。 タネはネタです。

分割する

この「要約」を単語ごとに分割し、箇条書きにします。

  • 箇条書き記法
  • 思考地図
  • 描く
  • 便利です

キーワードが四つ拾えました。 この四つを説明していくと、それが文章になります。 もちろん、連想を広げキーワードを増やして構いません。

説明する

このブログではアプリやアクションの紹介が多いので、 構成がワンパターンです。 まず、どんなアプリか概要を書き、それから使い方を示し、それにどんな意義があるか考察します。 その三点を押えるのが「説明」です。

この構成はアプリの説明に限りません。 キーワードが展開するとき、三方向に伸びていく。 それが「説明」の持つ性格です。 抽象化すると「定義/実例/意味」の展開をします。 それぞれがどういうことか見てみます。

定義/実例/意味

定義とはwhatです。 たとえば「箇条書き記法とはなにか」を書きます。 「一行ずつ文章を分ける書き方である」とかですね。 定義とは切り口です。 すでにあったものに名前をつけ、取り扱いやすくする。 「ここを持つと持ちやすいですよ」という持ち手。 手掛かりとして「頭で知ってもらう」のが定義の役割です。

実例とはhowです。 身近な例を挙げたり、譬え話をしたりする。 手順を示して「使い方」を描写する。 読者の体感を引き込んで「身体でわかる」にするのが実例です。 具体的な「すでに知っているもの」に連結する。 「なるほど、そうするのね」とイメージしてもらう。 このイメージを共有してもらえば「実例」の目的は達成します。

意味はwhyです。 「何のためにそれをするの?」という疑問に答えます。 「こうなって便利です」とか「面白いです」とか。 それをすることで、今までとは違う別天地が広がる。 「こういう目的です」と手札を見せるのが「意味」です。

定義と実例は客観的ですが、 意味には「価値観」という主観的なものが伴います。 だから「そうは思わない」と言われても仕方ありません。 読者によって反応が異なるもので、強要することではありません。 むしろ「私は面白い」と自分を前面に出す。 「心を伝える」。 自分の感動に読者を巻き込んでいきましょう。

推敲する

箇条書きにしたキーワードに、箇条書きで「定義・実例・意味」を追加していく。 行数が増えて長い文章になります。 これで下書きができました。

冗長なところは削りましょう。 iPadだと、 たいていのエディタは3回連続でタップすると、行単位の選択になります。 で、削除キー。 これで一気に消します。 エディタによっては、長押しすると選択行をドラッグできます。 それで並べ替えてもいい。

あと、行の塊ごとに空行を入れます。 内容の繋がっているところをブロックにしていく。 こうするとMarkdownプレビューで段落になります。 空行を入れる場所の推敲が試しやすい。 それが箇条書き記法の利点です。

まとめ

ということで、ここに書いた通りの方法で記事にしてみました。

「思考地図」の説明を大幅にカットしちゃったなあ。 でも、説明したいことのメインじゃないから、まあいいか。