Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

「やさしい日本語」でブログを診断してみる

こういう日本語解析があったんだ。

やさしい日本語

1995年に阪神淡路大震災がありました。 そのとき日本に住む外国の人たちに情報が届かないことがありました。

「外国人は英語を話す」と私たちは漠然と考えています。 それが間違いでした。 英語を知らない人のほうが多い。 むしろ日本語を使える人のほうが多いです。 日常会話には困りません。 ただ、文章の構造が複雑になると意味がわからなくなる。

それで「やさしい日本語」についての研究が始まりました。

ハサミの法則

「やさしい日本語」にはルールがあります。 これを「ハサミの法則」と言います。 「はっきり言う」「さいごまで言う」「みじかく言う」。 この三つの頭文字から「はさみ」となっています。

「はっきり言う」は明瞭な発音で話すことです。 あいまいな言い回しを使いません。 たとえば「現金しか使えません」という表現の場合、 「しか」を知らない人には「現金、使えません」と聞こえます。 反対の意味になってしまう。 「現金だけ使えます」と言い換えるのがいい。

言われてみれば、確かにそうだ、と思いました。 しかもこの法則は日本人同士でも役に立つんじゃないか。 とくにパニックになりそうな状況のとき、 相手に情報を正確に伝えるためのノウハウにもなる。 ただ、普段から意識して「やさしい日本語」を使っていないと、 いざというときに出てこないものだろう。 日頃の鍛錬が必要です。

上記サイトには無料のPDFがあります。 「やさしい日本語」の初歩を学ぶテキストです。 習慣化は、まずここあたりから。

やさにちチェッカー

「やさしい日本語」にはWebアプリがあります。 書いた文章の難易度を診断してくれます。 これはすごい。

早速、この記事自体をチェックしてみました。 総合判定は「B」で「やさしいです」となりました。 でも漢字が「とても難しいです」で1点。むむむ。

そこで「とても難しいです」をタップ。 すると漢字が色分けされて、レベルが表示されます。 「解析」や「難易度」ですね。 なるほどなあ、会話では使わないもんなあ。

NHK

ニュースにも「やさしい日本語」が使われています。 難しい言葉はタップすると説明が出てきます。 元のニュースと比較すると面白い。

まとめ

日本語を情報ツールとして捉え直す。ルールを明確にしておけば、日本語は覚えやすい言語かも知れない。