夏の風が吹いてきた。そろそろ、梅雨も終わるかな。
HOW DEEP IS YOUR LOVE
(1977 Barry Gibb)
朝日に輝く、君の瞳を覚えている
降り注ぐ雨に君の温もりを感じる
君はまた何処かに行っちゃうけど
腕の中にはまだ君がいるみたいだ
まるで夏のそよ風のように現れて
抱きしめる間もなく消えてしまう
だから、僕に教えてほしいんだ
君が僕のことどう思っているか
その愛がどれほど深いものかを
それが気になって仕方ないんだ
僕たちは愚かな世界を生きている
自分たちを傷つけ合う、この世界
もし変わらぬ真実があるとしたら
それは、僕が君を好きだってこと
君を信じている、心の奥底から
君は僕の魂の扉を開いてくれた
僕の暗闇に差し込んだ一筋の光
僕を奈落から救い出してくれた
君は気づいてないかもしれないね
僕がこんな想いをしていることを
もし気づいてくれるときが来たら
教えてほしい、君の本当の気持を
☆
邦題は『愛はきらめきの中に』。ビー・ジーズが1977年に出したラブソング。映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のエンディング曲として使われた。というか、『恋のナイトフィーバー』のほうが印象に残りすぎるけど、いえいえ、『愛はきらめきの中に』もビルボード一位になってます。
これ、男の片思いなんでしょうか。彼女はどうやら旅行好きのようです。旅から旅の渡り鳥。夏になると現れ、夏が終わると去って行く。だから、自分のことをどう思ってくれているか、わからない。それが気になって気になって、ついつい歌ってしまった、というような曲です。
☆
でもラブソングと見せかけて、神への愛を歌い上げるのが王道ですからね。恋の歌のようでいて、その愛情に神から届けられる愛を見て取っている。「魂の扉を開いてくれた」というのも大げさではないです。その時点で、愛の深さは証明されたようなもの。さらに知る必要もありません。
YouTubeでトミー・エマニュエルの演奏を見て、「はて? なんの曲だったろう?」と思ったので、訳してみました。暑い夏はしっとりとしたギターに限る。