Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

ObsidianからWorkFlowyに転送するレシピ

Obsidianの「共有」からWorkFlowyを呼び出すと何もしません。 Textwellを呼び出せばテキストの転送になる。 何が違うのでしょうか。

Text Share

ショートカット 6.0
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

理由がわかったのはリマインダーに転送したときでした。 テキストではなく、アドレスが書き込まれます。 ローカル上のfileスキーム。 WorkFlowyはこれを受け取らない。

とすれば、フィルターを掛ければうまく行くはず。

Import Shortcut RecipeText Share

使い方

Obsidianの「共有」でTextShareを呼び出します。 共有シートのWorkFlowyを選んでください。 Obsidianの内容がWorkFlowyに転送されます。

戻し方

WorkFlowyからObsidianに戻すにはExportを使います。 トピックを左スワイプして右側のお団子ボタンをタップ。 メニューから「Export」を選択してください。 選択範囲をタップして「Share」でObsidianに転送します。

Formattedのままだとプレーンテキストで、Plain textは段差付きテキストになります。 名前が反対じゃないか。 でも、気にしない、気にしない。

fileスキーム

Subtext 1.0.6
分類: 開発ツール,ユーティリティ
価格: 無料 (Charcoal Design)

iOSUnix系のファイルシステム(APFS)を持っているので、file://というスキームが使えます。 ただOSが開かないようにしている。 どのアプリに渡してもファイルを開くことがありません。

けれど例外はあるみたいで、owlfilesのようなファイル管理アプリと一部のエディタは反応しました。 なので、全くアクセスできないわけではありません。

とくにsubtextは直接編集できます。 Obsidianから呼び出して、ファイルの内容を書き換えるとObsidian側にも反映します。 何か応用が効きそうなのだけど。

まとめ

WorkFlowy: Note, List, Outline 4.0.230119
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (FunRoutine INC)

WorkFlowyをもっと活用したいかな。

ObsidianにChatGPTプラグインを入れてみた

近未来が来たよ。

ChatGPT

あなたのお家のドラえもん。 何でも答えてくれる対話型人工知能です。

Obsidianにプラグインがあることに気づきました。 エディタに質問を書くと答えてくれる。 自動書記です。 変な気持ちです。

設定

Obsidian - Connected Notes 1.4.1
分類: 仕事効率化,辞書/辞典/その他
価格: 無料 (Dynalist Inc.)

コミュニティプラグイン「Text Generator」をインストール。 プラグインのオプションにAPIキーを入れれば使用できます。 OpenAIのAPIキーは下記アドレスで「Create new secret key」をタップすると生成します。

https://beta.openai.com/account/api-keys

text-davinci-003は4000トークンが上限のようです。 これは1回の制限だろうか、一日だろうか。 そもそもトークンって何の単位だろう。 Text Generatorの設定でトークンを増やすと、回答の文字数が増える印象がある。 これかなあ。

まあ、必要なときに使ってね、ってことです。

使い方

モバイルツールバーに「Text Generator: Generate Text!」を追加。 これをタップすると起動します。

カーソルの直前にある行を質問と見なすようです。 文章を書いてツールバーのボタンを押すと、カーソル行に返答が書き込まれる。 次の行に質問を書いて実行すると、その回答が出てくる。 そんな感じにやりとりできます。

結果がそのまま残る。 これに少し手を入れたら論文の完成。 これで卒論を仕上げた大学生、今年は多いんじゃないか。

まとめ

あとはネコ型にするだけ。

azooKey Rap配列にヘミングウェイを組み込んだ

もっと使ってみよう。

ヘミングウェイモード

削除キーが使えないキーボード。 普通なら不便極まりないのですが、考えてみると、紙に書く感覚に近い。 書き直せないことは後戻りしないということです。 前に進んでいく。 この書き心地は楽しい。 変換ミスもそのまま、文章の流れを止めない。

Rap

Rap配列に組み込んでみました。 ヘミングウェイがラップする感じでしょうか。 イメージしてみると、バトルに強そう。

下記ファイルをazooKeyに読み込んでください。

使い方

リンゴキーの長押しでヘミングウェイモードになります。 削除キーと英字キーが消える。 日本語しか書けない。 いやはや、どうしろというのだ。

でもこれが書きやすいのです。 修正できないことで、内なる「評論家」が消える。 出番がない。 まあ、いいか、で書いていく。 これは気持ち良い。

とはいえ、そのままでは読めるものにならないので、 もう一度リンゴキーを長押しします。 これで通常のRap配列に戻ります。

「評論家」にはそのとき登場してもらえばいい。 適材適所。 きっと有能な編集者になってくれますよ。

英字キー

Rap配列の「abc」キーをタップすると英字キーになります。 右にフリックすると数字キーになります。 それには下記ファイルをazooKeyで読み込んでください。

英字キーは上フリックで大文字になります。

下書き体験

イデアを書くとき、人様に見せれるような字では書きません。 自分でも読めない。 判読できない。 それが下書きというものです。

学校教育は清書中心主義です。 下書きの効能を教えてもらえない。 作文の指導も「丁寧に書きましょう」でトメハネまで注意される。 それだと書くことが嫌いな子が増えるだけでしょう。 どこを目指しているのでしょうか。

そうではなく、まず下書きを教えるとかできないのかな。 下書きの授業があって、それから清書に移る。 この二つは目的が違います。 下書きは自分のアイデアを捉えるもの。 清書はそれを人に読んでもらうもの。 この二つを意識して使い分ける。

まず、紙に思いつく文章を書いていく。 それから、紙を切り短冊にし、文章を並べてみる。 足りない文章を足し、要らない文章は省く。 形になったら、短冊を画用紙に貼り付けて完成。 写真や挿し絵も貼り付けるとなお面白い。

貼り絵の延長ですね。 アウトライナーやエディタの所作をまず手作業で体験する。 身体に「これ」を作っておく。 今の時代には必要そうなんだけどな。

まとめ

azooKey - 自由自在なキーボードアプリ 1.9.3
分類: ユーティリティ,仕事効率化
価格: 無料 (敬太 三輪)

目指せ、アーネスト・ヘミングウェイ

Textwellで対話型人工知能ChatGPTを走らせてみた

教えて、OpenAI先生!

ChatGPT

去年11月にOpenAI社から発表されました。 Q&A形式でチャットするGoogle先生という印象。 ネット上から信用できるデータを集め、分かりやすく要約します。 日本語も使えるし、自然な応対をします。 今のところは誰でも無料で試すことができます。

面白いのでTextwellアクションにしました。

Import Textwell ActionchatGPT

使い方

Googleアカウントでログインします。

カーソル行がクリップボードに入るので、それを下段の入力欄にペーストします。 直接入力でも構いません。 しばらくすると回答が返ってきます。 質問を続けることもできます。 アクションを閉じると、その回答を取り込みます。

質問を繰り返すと、別の答えも返ってきます。 主旨はあまり変わらないけれど、少しずつ力点が違う。 ピッタリくる返答まで、同じ質問をしていいかもしれません。

GPTとは

GPTは「Generative Pre-trained Transformer」という深層学習型の言語モデル。 2018年にOpenAI社で開発されました。 これの応用版が今回のChatGPTです。

なので、決まったフレーズがあるのではなく、単語の出現頻度を学習することで、回答のたびに文章を生成しているらしい。 たぶん文章の意味をわかっていないけど、自然な感じに整えることはできる。 不自然な回答にはダメ出しされることで「適切さ」を学習するようです。

結構自然な応答をしてくるんですけどね。 大したものだ。

まとめ

回答を信じるよりも、調べるときの糸口に使うのが良さそう。

Textwell Run で短縮コマンドが使えるようにした

コマンドライン化計画。

Run

URLスキームを起動するアクションです。 アプリ名に「:」を付けて、起動するかどうか実験します。 ただ、それだけだと出番が少ないので付加価値をつけました。

Import Textwell ActionRun

ⓘ 15:00 数式にも対応しました。

短縮コマンド

スキームを思い出せなくても、部分だけで起動します。 たとえば「ob」と打ち込めば「obsidian:」を呼び出します。 「set」で設定アプリが立ち上がる。

あらかじめ登録しておいたスキームに限ります。 部分的に含まれるか判断し、最初に該当した項目を採用します。 優先するスキームはリストの初めに置いてください。

スキームは自由に増やせます。 ソース内のschemeリストに追加してください。

検索

空白で始まるとSafariで検索します。 単語を選択して起動すると入力欄に入るので、その先頭に空白を入れてください。

また「ama キーワード」と書くとアマゾンで検索します。 アマゾンの検索スキームが短縮コマンドとして登録してあるからです。 「a キーワード」とか「? キーワード」でも構いません。 他のサイトの検索スキームを登録することもできます。

数式

数式を書くと計算結果を埋め込むようにしました。

関数は「@sqrt(3)」のように「@」を付けてください。関数のコマンドはJavascriptのMathオブジェクトに準じます。

数学関数(Math) - とほほのWWW入門

まとめ

Textwellから直接アプリを起動できる。 閉じなくていいのは軽快ですね。 アプリを探さなくてもいい。 戻るボタンでTextwellにも戻りやすい。

azooKeyにヘミングウェイ・モードを実装しました

ウェーイ。

ヘミングウェイ・モード

雑誌を読んでいたらapostropheが紹介されていました。 Linux系のMarkdownエディタです。 このエディタに「ヘミングウェイ・モード」というのがある。 執筆中に削除キーが使えず、ひたすら書き続けるらしい。 おお、なんという発想だ。

たしかに削除するから時間がかかる。 誤変換があっても、助詞を書き間違えても、 そのまま書くしかなければ、 そりゃあ、文章も長くなっていくだろう。 さすが文豪ヘミングウェイ。 やることが違うぜ。

それで真似してみることにしました。

設定

azooKey - 自由自在なキーボードアプリ 1.9.3
分類: ユーティリティ,仕事効率化
価格: 無料 (敬太 三輪)

azooKeyに下記ファイルを読み込んでください。

特徴

削除キーがありません。 他の配列に切り替えるボタンもありません。 空白キーもありません。 書き続けるしかありません。 ゴーイングマイ・ウェイ

箇条書き記法

書き間違えが怖いので、 句や文を確定するごとに改行するようになります。 削除が使えないので、 書き間違えたら行を改め、 新たに書き直す。 自然と箇条書きになる。 書き間違えた分も残るけど、 読み返すと思考のプロセスが追えて便利かな。

誤変換のまま書き続けるのも悪くない。 アイデアを捕まえ損なうことがありません。 意味が取れれば下書きの段階はそれでいい。 漢字の修正に時間を取らない。 そもそもその文章を採用するかどうかわからない。 採用を決めてから訂正すればいい。

それと英字キーボードを封印したのもいい。 カタカナで打ち込んでいく。 記号も打てません。 下書きで使わない。 そう決めてしまえば書くスピードもアップします。 清書のとき、一括置換で対処しましょう。

清書

清書は削除キー付きの配列にします。 上段余白を長押しすると他の配列に切り替わります。 カットで代用できるか試したけど、いろいろムリでした。

あと、Textwellでpushが役に立ちました。 行単位で削除するアクションです。 ヘミングウェイだと、書き間違いが残るので、 それを掃除していく感じです。

ヘミングウェイ

ヘミングウェイは毎朝かならず早く起き、 立った姿勢のまま、紙に小説を書き続けたそうです。 アイデアが固まってきたら、 タイプライターで清書しました。

紙に削除キーはありません。 考えてみたら当たり前のことです。 紙は書き続けるしかない。 別の表現を思いついたら、それも書く。 どちらにするかはあとで決める。 書いている最中にする作業ではありません。

なるほど、理にかなっている。 文章に飛躍があって構わない。 出てくるアイデアをいちいち評価していては、 書き綴るリズムが止まってしまう。 それは悪手だからなあ。

まとめ

とはいえ、 訂正できないとムズがゆい。

iPadがキンキンに冷えて起動しないときの対処法

常用しているiPadAirの第2世代。 発売が2014年だから9年間使っています。 最新のOSに対応できず、バッテリーもヘタレてきました。

iPad冬期問題

冬の朝がきつい。 充電してあるはずなのに起動しなくなる。 「電源を繋げ」とマークが出ます。 コンセントに差せば再起動し、バッテリーも90%以上残っている。 でも電源を外すとまた落ちます。 これは困った。

初めは繋ぎっぱなしで使うことにしました。 電源を繋いでいればいつも通りに動きます。 これでも構いません。 部屋も温まれば電源を外しても動くようになります。 そもそも人間も冷えていては動けません。 おアイコということでしょう。

ただ、充電してあるものにさらに充電するのはどこか納得いかない。 確か充電容量が減っていく原因にもなりやすいはず。 避けることができるなら避けたい。

ホットマット

広電(KODEN) ホットマット 電気マット 45×45cm 正方形 フランネル 強弱切替 節電 VWM451K-B
広電のストアを表示
【椅子の上やデスクの足元におすすめの45角サイズ】縦横約45cmの正方形サイズとなっております。オフィスの椅子や勉強机の椅子に敷く使用方法や冷えるデスクの足元など様々な場所で使用可能な電気マットです。【ふかふかで肌ざわりが良い】マット本体表面には、ふかふかでなめらかな肌ざわりのフランネル生地を採用しています。ふかふかなので座った時に電熱線を感じにくいので、とても座り心地が良いです。そのため、フランネルのなめらかな肌ざわりをストレスフリーで確かめることができます。【操作が簡単】コントローラーのつまみを動かすだけで「強」と「弱」の二段階で温度調節することが可能です。また、電源をオフにする場合には、つまみを操作し「切」に入れるだけです。つまみを動かすだけで誰でも簡単に操作できるのが特長です。【とっても経済的】この電気マットは弱で使用した場合、1時間あたりの電気代は約0.54円となります。8時間使用した場合でも、約4.3円、1シーズン使用しても約389円と電気代を抑えることができます。※1シーズン3か月(90日/1か月30日)、1日に8時間使用。出力を「強」で使用を想定した場合※1kWh=27円(税込、新電力料金目安単価)で算出しておりますが、電力会社との契約や使用環境などにより異なる場合があります。※新電力料金目安単価は2022年6月現在の値となります。【高い安全性】本製品は自社検査のPSEマーク認証だけではなく、更に厳しい基準のSマーク認証を取得しています。Sマーク付電気製品は、第三者認証機関によって製品試験及び工場の品質管理の調査が行われている証です。

そんなわけで、手軽にバッテリーを回復する方法を考えました。 それが「ホットマット」です。 これを机の上に置いて、そこでiPadを温める。 ペタっと置けば接地面積が広いので3分ほどで温まる。 通常通りに起動します。 薄型がいいですね。 そのままの体勢で使えば、指先も温かい。 冷却台の逆の装置。

つまり、iPad自体が充電できていないわけではない。 冷えていると「バッテリーがない」と判断するようです。 詳しい仕組みはわからないけど、電気自動車でも同じ問題を聞く。 化学反応が起こりにくくなるのだろうか。

根本的解消

そうした対処を繰り返すうちに問題の本質に気づきました。 「朝からiPadを触らなきゃいいじゃないか」。 全くです。 何事もメタで考えることです。 問題を解決するのではなく、解消する方向に考える。 問題を成立させる要因を少しズラしてみる。

それで朝は散歩に出るようにしました。 幸い、豪雪地帯ではないので行き倒れにならなくて済む。 歩いていると身体も温まってくるし、部屋も温まります。 思考もほぐれてくるので万事上手くいきます。 いいところに落ち着いた。

まとめ

ホットマットは座布団にすると腰が幸せ。