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ここまでの「執筆プロセス」のアイデアを箇条書きにしてみます。
主題 (theme)
- 体験はダンジョンである。
- ライティングはそのダンジョンの探索である。
仮説 (what)
- 探索はルート型である。
- ルート型には時間が介在する。
- ダンジョンはマップとして描かれる。
- マップに時間は存在しない。
- マップは事後的に発見される。
目的 (why)
- ライティングは読者に体験を伝えることである。
- 読者はそのダンジョンを知らない。
- 伝えるとは追体験してもらうことである。
- 伝わると「わかった」と実感してもらえる。
方法 (how)
- 体験のマップをまず描いてみる。
- 体験をルートに沿って記述する。
- 記述は事実の列挙や主観的な感想で構成される。
- 「知らないこと」を伝えるには、読者の「知っていること」に接地すること。
- それがメタファーやアレゴリーである。
問題点
- 読者の「知らないこと/知っていること」を書き手は知らない。
- 本来、聞き手と対話しながらダンジョンを探索するものである。
- この側面が書き言葉では失われている。
- この構造的な欠陥のため「これで伝わる」という確証は得られない。
結論
- ライティングには「読んでもらわないと話が進まない」という性質がある。
- そのために推敲をおこなう。
- 推敲とは、自分が「読者」となることである。
- 推敲には、日頃の読書体験が反映する。
- 読書体験とは他者を追体験すること。
- すると自分の文章も「なかなか、良いじゃん」と思えるはずだけど。
- なかなか、ならないなあ。
まとめ
- こうした箇条書きの下書きが「マップ」である。
- そっか、「目次 Map of Contents」を作ることか。