Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

体験をマッピングするための試論

Maze Photo by Mitchell Luo on Unsplash

ここまでの「執筆プロセス」のアイデアを箇条書きにしてみます。

主題 (theme)

  • 体験はダンジョンである。
  • ライティングはそのダンジョンの探索である。

仮説 (what)

  • 探索はルート型である。
  • ルート型には時間が介在する。
  • ダンジョンはマップとして描かれる。
  • マップに時間は存在しない。
  • マップは事後的に発見される。

目的 (why)

  • ライティングは読者に体験を伝えることである。
  • 読者はそのダンジョンを知らない。
  • 伝えるとは追体験してもらうことである。
  • 伝わると「わかった」と実感してもらえる。

方法 (how)

  • 体験のマップをまず描いてみる。
  • 体験をルートに沿って記述する。
  • 記述は事実の列挙や主観的な感想で構成される。
  • 「知らないこと」を伝えるには、読者の「知っていること」に接地すること。
  • それがメタファーやアレゴリーである。

問題点

  • 読者の「知らないこと/知っていること」を書き手は知らない。
  • 本来、聞き手と対話しながらダンジョンを探索するものである。
  • この側面が書き言葉では失われている。
  • この構造的な欠陥のため「これで伝わる」という確証は得られない。

結論

  • ライティングには「読んでもらわないと話が進まない」という性質がある。
  • そのために推敲をおこなう。
  • 推敲とは、自分が「読者」となることである。
  • 推敲には、日頃の読書体験が反映する。
  • 読書体験とは他者を追体験すること。
  • すると自分の文章も「なかなか、良いじゃん」と思えるはずだけど。
  • なかなか、ならないなあ。

まとめ

  • こうした箇条書きの下書きが「マップ」である。
  • そっか、「目次 Map of Contents」を作ることか。