Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Ulyssesについて知っておきたいこと

大文豪養成ギプス。

Ulysses

ファイルを集めて一本の論文にする。前回はフォルダを対象にするケースでしたが、今回は個々のファイルを選ぶ方法の話です。

選択モードにする

ファイルを二本指で長押し。すると選択画面に切り替わります。𓃦

選んだファイルだけ「書き出す」は便利。予定の枚数に収まるか試行錯誤できる。長すぎたらファイルを省いたり、少し短いときは小ネタを挟んだり。自由自在。

実はこれ、Obsidianのファイル整理に便利です。複数ファイルを選択して別のフォルダに移したりできる。Obsidianのファイラーは使いにくい。

コンパイルから省く

ファイルをコンパイルの対象から省くには「素材シート」を利用します。選択モードで「素材シートとして使用」にすると「書き出す」の対象外になります。

あるいはファイルを長押しして出るメニューからも「素材シート」に設定できます。

「イベントの時系列」や「各キャラクターの特性」など小説の設定ファイルがあるときは、連結の対象外になるので「素材シート」にしておくと良いでしょう。

画像の扱い

Obsidianの画像リンクはUlyssesでは表示できません。なのでGyazoにアップロードしてMarkdown記法で書きます。![](https://gyazo.com/xxxx/raw)のように、Gyazoのアドレスに「/raw」を付けると画像へのアドレスになります。

この方法ならUlyssesのPDFやWord変換でも表示します。

改ページ

Markdownの水平線記法「----」が改ページを兼ねます。ハイフン4つ。ただ、スタイルによって解釈が異なるようで、Academicaは空行を開けるだけ、Manuscriptは「次のページに移る」となってます。

ePubでもこの改ページは有効です。ePubKindleで出版するときのフォーマットで、下記サイトからAmazonに登録できます。

まとめ

Ulysses · テキストエディタ 26
分類: 仕事効率化,ライフスタイル
価格: 無料 (Ulysses GmbH & Co. KG)

UlyssesがObsidianの拡張機能のように振る舞います。たぶん、iPadで長い論文や小説を書くとき、この組み合わせが最善手になるんじゃないかな。