大文豪養成ギプス。
Ulysses
ファイルを集めて一本の論文にする。前回はフォルダを対象にするケースでしたが、今回は個々のファイルを選ぶ方法の話です。
選択モードにする
ファイルを二本指で長押し。すると選択画面に切り替わります。𓃦
選んだファイルだけ「書き出す」は便利。予定の枚数に収まるか試行錯誤できる。長すぎたらファイルを省いたり、少し短いときは小ネタを挟んだり。自由自在。
実はこれ、Obsidianのファイル整理に便利です。複数ファイルを選択して別のフォルダに移したりできる。Obsidianのファイラーは使いにくい。
コンパイルから省く
ファイルをコンパイルの対象から省くには「素材シート」を利用します。選択モードで「素材シートとして使用」にすると「書き出す」の対象外になります。
あるいはファイルを長押しして出るメニューからも「素材シート」に設定できます。
「イベントの時系列」や「各キャラクターの特性」など小説の設定ファイルがあるときは、連結の対象外になるので「素材シート」にしておくと良いでしょう。
画像の扱い
Obsidianの画像リンクはUlyssesでは表示できません。なのでGyazoにアップロードしてMarkdown記法で書きます。![](https://gyazo.com/xxxx/raw)
のように、Gyazoのアドレスに「/raw」を付けると画像へのアドレスになります。
この方法ならUlyssesのPDFやWord変換でも表示します。
改ページ
Markdownの水平線記法「----」が改ページを兼ねます。ハイフン4つ。ただ、スタイルによって解釈が異なるようで、Academicaは空行を開けるだけ、Manuscriptは「次のページに移る」となってます。
ePubでもこの改ページは有効です。ePubはKindleで出版するときのフォーマットで、下記サイトからAmazonに登録できます。
まとめ
UlyssesがObsidianの拡張機能のように振る舞います。たぶん、iPadで長い論文や小説を書くとき、この組み合わせが最善手になるんじゃないかな。