Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Logseqのクイックキャプチャーをカスタマイズ

どこからでもクリップ。

クイックキャプチャー

Logseq 0.6.7
分類: 仕事効率化
価格: 無料 (Logseq, Inc.)

Logseqの新しいバージョンが出ました。うれしいのは「クイックキャプチャー」。日付入りでURLアドレスをクリップする機能です。これまでLifeLogでやっていた作業がLogseqだけで完結するようになりました。

ライフログ

TextwellやSafariの共有シートにLogseqが出てくるので、それを選ぶだけ。テキストやURLアドレスが日誌に追記されます。タイムスタンプがつくので、そのとき何に関心があり何を考えていたかをログに残していける。「日記」として一番手軽な方法で意外と続くし、見返すと発見があって面白いです。
ライフログは「他者の言葉」の集まりです。でも、その言葉を集めているのは「自分の関心」。このバランスでしょうか。「クーラの神話」を思い出します。人間は神々からの借り物で出来ているけれど、それをまとめているものが「クーラ Cura」。ローマ神話の女神ですが、ラテン語で「心配」「好奇心」「治癒」を表します。そこに「自分」がある。クーラが動くうちは「生きている」。

カスタマイズ

以前のバージョンはカスタマイズできませんでした。用意された形式だけだった。今回、自分でテンプレートを作ることができます。 Logseqの「設定」から「一般>config.ednを編集」。config.ednの末尾にクイックキャプチャーの設定があります。下記のテンプレートを追加してみました。

 :quick-capture-templates
 {:text "## {time}\n{text}"
   :media "## {time}\n{url}"}

Logseq自体でconfig.ednを編集するのは難しいので、別のエディタでテンプレートを書いて、それを貼り付けるのが良いでしょう。
デフォルトは「quick capture」というリンクが毎回つくので消しました。タイムスタンプの部分も、見出し形式が好きなので変更しています。
⌁ 04/28 と思ったら、{url} が機能してないようです。バグだな。

ご注意

config.ednに例として挙がっているテンプレートはリスト形式なのですが、それを使うと「リスト形式はサポートしていません」という警告が出てしまいます。今はまだ使えないようで、今回は改行にとどめることにしました。
また、キャッシュをクリアするとconfig.ednも初期化されるようです。ファイル・アプリでconfig.ednのバックアップを作っておいたほうが良さそう。

まとめ

日誌にログをつけていく。LogseqがLifeLogと同じ考え方を持っていることに少なからず感動を覚えます。ただ、アプリが立ち上がっていないとキャプチャーしないときがあったり、まだ不安定。それと、もう少しカスタマイズに使える要素が増えると便利になるんじゃないだろうか。