Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidianのリカバリーでファイルを復元する方法

台風でどこにも行けない。

Obsidian

Obsidian - Connected Notes 1.4.6
分類: 仕事効率化,辞書/辞典/その他
価格: 無料 (Dynalist Inc.)

アイコンが新しくなりました。 ミリオン・ダウンロード達成記念みたいです。 初心に戻って「黒曜石」であることを思い出そう、と。 うーん、ちょっともっさい。

「黒曜石」はやはり「人類の道具の起源」がコンセプトでした。 石器時代にナイフの材料として黒曜石が使われていた。 思考を研ぎ澄ませる鋭利なツール。 そうした願いが名前に込められています。

でも、新しいアイコンは丸っこく見えるんですけどね。

ファイルリカバリ

新しい機能の追加はないようなので、昔からのコアプラグインを取り上げてみます。 ファイルリカバリー。 ファイル自体の履歴を残して、過去の状態を復元する機能。 モノを書くうえで欠かせないけれど、あまり知られていない。

設定は簡単で、コアプラグインで「ファイルリカバリー」をオンにするだけです。 ファイルリカバリーの設定も「何日分の履歴を残すか」くらいですね。 30日にしています。 知らないうちに自動保存している。 何か事故があっても、テキストを失うことはありません。 これが本当の安全安心。

ツールバーに登録

そんな便利なリカバリーですが、モバイルだとボタンがありません。 設定の「閲覧」で表示されますが、そもそも設定を開かない。 Out of sight, out of mind。 視野から消えると存在を忘れてしまう。 もったいない。

そこでモバイルツールバーの設定で「グローバルコマンドを追加」。 ここに「ファイルリカバリー」と入れると「保存されたスナップショットを開く」が出てきます。 ツールバーに回転ボタンが現れるので、それをタップすればOKです。

使い方

起動するとファイル名を尋ねてきます。 あらかじめターゲットのファイル名をコピーしておくと良いでしょう。 検索欄に貼り付けて絞り込み。

ファイル名を入れると、スナップショットの一覧が出ます。 「何月何日の何時何分で文字数はいくつ」が表示されます。 戻したいスナップを選んでください。 するとクリップボードにテキストが保存されます。 今のファイルに上書きしてもいいし、新しいファイルを作成して貼り付けてもいい。 これで復旧できます。

ただしインターフェースが悪い。 スナップショットを選ぶと、一覧画面や検索画面に戻る手段がありません。 これは使っている人が少ないんだろうなあ。

ファイル削除

ファイルリカバリーは削除されたファイルにも対応します。

設定の「ファイルとリンク」に「削除ファイル」の項目がありますが、「ゴミ箱」を選んだところでモバイルにゴミ箱はありません。 正確に言えば「.trash」はあるけれどアクセスすることができない。 見えないフォルダにファイルが溜まり、消せない状態になります。 これは困る。

なので「削除ファイル」は「完全に削除する」一択です。 でも、あとで必要になるかも、という場合に備え、ファイルリカバリーでカバー。

まとめ

備えあれば憂いなし。 憂いなければ備えなし。

追記

と思ったら、削除の「システムのゴミ箱に移動する」は対処法がありました。 ファイルアプリで「最近削除した項目」を見れば、残ってるんですね。

こちらも悪くないなあ。 いや、調べてから書くんだった。