Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

TextwellのCardyに置換機能をつけてみました

ある「概念」が旅に出て、いろいろな出会いの中で経験を積み、変化していく。論には、そうした「概念の成長物語」の側面があります。用語が揺れてしまうと、出てくる「概念」が同一人物だということが読者に伝わらない。

「用語」を調整するのはそんなときかも。

Cardy

Textwell 2.1.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: ¥370 (Sociomedia)

アクションバーに並んでいるアクションを見ると減らしたくなる。一望できるくらいの数が望ましい。これとこれは合体させてもいいかなあ、と考えているうちに気持ちも動き、気づくと作り終わっていました。CardyとFindのハイブリッド。

Import Textwell ActionCardy

追記:21:00
検索欄が空欄のとき、リンゴマークをタップするとカード表示を切り替えることにしました。カード表示もひと回り小さくしました。リンゴも赤くしました。

使い方

段落を並べ替えるのがメインです。たぶん。空行に挟まれたブロックをカード形式で表示し、それをドラッグして順序を推敲するのに使います。

カードをタップすると、その先頭に移動して終了します。目次としても使えます。

検索機能

検索欄にキーワードを書き入れると、そのキーワードを含む段落のみを表示します。キーワードには色が付く。正規表現が使えます。

検索欄の左側にあるリンゴマークをタップすると、置換機能に切り替わります。置換語を入力して「Replace」をタップしてください。

Textwellで単語検索をしたり全文置換をしたり - Jazzと読書の日々

削除機能

カードの左端にある黄色のタブをタップすると、そのカードを削除します。段落単位でざっくり消したい場合に使います。

削除されたカードはクリップボードにスタックされます。積み重なっていく。ペーストすると、消したカード全てを挿入します。

用語を育てる

通常のエディタは虫の視点で「いま書いている部分」に集中するのに向いているけれど、鳥の視点、文章全体のマップを見渡すには不利なところがあります。

アウトライナーを使うとき、この鳥と虫の切り替えが「ズーム」になっています。段差で表現している。でも、小説を書くのでなければ、2段階ほどで収まるだろうと思いました。それがCardyというわけです。

今回「全体構成を見る」と「全体を置換する」が一体化しました。この理路がわからない。作っておいてなんですけど。用語の統一とかかな。論の進み具合を見るときもあるけど、そこに登場する「用語」のアイデンティティを意識することでもある。

まとめ

しかし、置換はリンゴじゃないよなあ。