Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

クイックメモを棚アプリとして使う

iPadを文房具と見立てると、これは作業台だろうか。

クイックメモ

左下隅をスワイプすると出てくるメモ帳。

実質はメモ・アプリですが、iPadでは特殊な使い方ができます。 選択範囲をドラッグ&ドロップで移動できる。 これを活用しない手はありません。

クイックメモは、設定アプリの「一般>ジェスチャ」に入っています。 左右どちらの下隅スワイプに割り当てても構いません。

使い方

ネット上の写真を借りてくるときですね。 クイックメモを呼び出し、そこに写真をドロップします。 これで写真がローカルに保存される。

クイックメモの写真をObsidianにドロップすると、今度はPasted imageとしてObsidianに貼り付きます。

Obsidian連携

もちろんドロップするのは画像でなくて構いません。 テキストの選択範囲をドロップしたり、ブラウザのURLアドレスをドロップしたりできます。

とくにSafariではクイックメモに「リンクを追加」が出るのでそれを押すだけ。 見た目はブログカードですが、ObsidianにドロップするとMarkdownリンクに変換されます。

この切り貼りでブログの下書きを作っていく。

見立て

素材をよけておく。 そのための作業台としてクイックメモを使っています。 それまではリマインダーを使っていたのですが。 iPadでは切り貼りの作業が多いです。

こうしたとき「見立て」を使いますよね。 発表用のポスターを作るとき、模造紙にテキストや写真を貼り付けていく。 素材をまず作業台に並べ、それらをどう配置するか試行錯誤する。 この手作業をメタファーにしてブログも考えているところがあります。

模造紙に当たるのはエディタです。 これが白紙の模造紙です。 テキストは直接書いちゃいますけどね。 見出しとかは、並べ終わってから付け足す。

写真はクイックメモに並べ、必要に応じGyazoに転送します。 転送後にクリップボードにアドレスが残るので、それをObsidianにペースト。 写真をノリ貼りするような感じ。 参照するサイトもクイックメモから貼り付け。 Templaterスクリプトでブログカードにしたり、タイトル付きリンクにしたりします。 そうやって記事を仕上げていく。

これはブログを「ポスター」に見立てているわけです。 馴染みある体験に接地することで、本来なら目に見えない「デジタル」を取り扱えるようにする。 それが「見立て」。 これも「イメージできないものは実現できない」への対処策なのだと思います。 「見立て」というイメージを使うことで、デジタルツールが手に馴染むようになっていく。

まとめ

とすると「ポスター」以外の見立てを思いついたとき、記事に必要なツールも変わってくるはず。 ほかにどんな「見立て」があるかなあ。

イメージするんだ、最強のブログ作りを。