Jazzと読書の日々

iPadを筆記具として使う方法を模索します

Obsidianを簡易電卓として使う方法

簡単な計算をしたいとき、電卓アプリを立ち上げていませんか。 Obsidianなら計算式を書くだけで結果が表示されます。 文章を書く手を止めなくていい。

ちょっとびっくりしました。

Dataview

Obsidian - Connected Notes 1.4.4
分類: 仕事効率化,辞書/辞典/その他
価格: 無料 (Dynalist Inc.)

Obsidianで「=」を二つ並べるとハイライトになる。 この仕様に困ることがあります。 要らぬところに色がつく。 それで「=」をバッククォートで囲んでみました。 そしたらDataviewがエラーを吐き出したのです。 おやおや、何事か。

このバッククォートとイコールの組み合わせはインライン・コマンドだったのです。 知らなかった。 そして面白い。 これは研究してみよう。

Obsidian plugin: Dataview

書式

Dataviewプラグインがインストールされていることが前提。

`= 数式 `

書式は上のとおりになります。

たとえば文中に

`= (1800 * 4) / 3 `

と書いて改行すると、数式が「2400」に変身します。 答えが出てくる。

誰かの誕生日に4人で食事に行き、ひとり1800円のコースを食べて、3人で割り勘する場合ですね。 そんなときObsidianがあれば安心。 もう電卓は必要ありません。

文中に数字を書くときも、元の計算がわかる形で書き留めることができる。

関数

もっと複雑な場合はどうか。

でも、関数はなさそうです。 最大値や平均を計算する方法はあるけど、平方根三角関数はない。 もともとデータ集計のプラグインだから仕方ないか。

round(数式)で、小数点以下を丸めるのは使えそう。

上位互換書式

と思ったら、抜け道があった。

Dataviewの設定で「Enable Inline Javascript Queries」をONにします。 これでMath関数が使えるようになります。 下記のように「$=」で書き始めてください。

`$= Math.sqrt(2)`

「簡易電卓」じゃなくて「関数電卓」だぁ。

本来の使い方

フロントマターに作成日や修正日を入れる用途かな。

`= this.file.cday`
`= this.file.mday`

上が作成日、下が修正日。 修正日はいつ変化するか分からないから変数にしておく。 このデータをDataviewで拾ってデータベースにする。

そんなジャンキーな使い方、する場面が思い浮かばないけどね。

まとめ

書式は忘れそうだからテンプレートにしておくのが良さそう。